アメリカの小学校生活で日本との違いに驚いたこと20選!

こんにちは、2000年からシリコンバレー在住のMAKIです。

アメリカの学校は春に始まる日本と違い、夏の終わりに始まります。

9月スタートじゃないの?

そういう州もあります。
レイバーデイ(9月1日)の前後に始まる場合が多いです。

でもアメリカは広いので、私の住んでいる学区や、夏に暑くなるところは、8月半ばには新学期がスタートします。
そして秋休みがあったり、夏休みが早く始まったりします。

この記事では、娘の小学校生活をアメリカで過ごした私が、実際にビックリしたことを選び抜き、

アメリカの小学校生活で日本との違いに驚いたこと20選

をお送りします。

なお、数が多いので情報を分かりやすく整理するため、

  1. 新学期開始編
  2. 学校生活編
  3. 学校生活イベント編
  4. その他

とカテゴリーを大まかに分けて進めていきますね!

日本とは違う、アメリカの小学校の様子をご覧ください。

※私が経験したカリフォルニア州の某カウンティをベースに書いています。
他州では全く違う場合もあります。

新学期開始編

1. 入学式・始業式はない

ピカピカの1年生ならぬ、アメリカではキンダーガーデン*が新入生となりますが、入学式はありません

*アメリカの小学校の学年は、K(Kindergarten)、1〜5グレードになります。
5年生が最上級生です。
日本は6年生まであるので、ちょっと変な感じがしますね。

では当日はどんな感じかと言うと、直接、親は子どもと一緒に教室へ行きます。

式は無いので、子どもも大人も平服です。

教室の前では先生が待っていて、教室に入る子ども達に一人ずつ挨拶。

初日なので、親は教室の中をちょっとだけ見学させてくれますが、すぐに解散で終わりです。

アッサリ!

 

そして始業式、終業式もありません

朝の集会で校長先生の話を聞く、なんてのもありません。
(娘曰く、教室の校内放送で、校長先生がちょっと話す、というのはあったそうです。)

 

2. 担任が2人いることがある

クラス編成の発表は、学校が始まる前日に貼り出されます。

子ども達は、今年は誰と一緒のクラスになるか、ドキドキしながら見に行く訳です。

親が気になるのは、もちろん先生。
先生でその1年が決まると言っても、過言ではありませんから。

日本では、担任が出産のため途中で変わる、ということがありますね。
しかしアメリカで、最初から担任2人のクラスに当たった時は、驚きました。

曜日によって、A先生は月水金担当、B先生は火木担当という感じ。

 

また、上級生で当たったクラスでは、担任が隣のクラスの担任と仲良し?で、文系と理系の授業を分けて担当していたこともありました。
こういうことをしていたのは、この2クラスだけでした。

1人で全部やるのは大変だなと思っていたので、この時は運が良かったと思いました。

 

3. 学年混合クラスがあることがある

1クラスの人数はだいたい25人までです。

1学年の人数がこの人数×クラス数と、ほぼ合っていればいいのですが、もし微妙にずれていた場合。

上下の学年と混合のクラスになることがあります。

上の学年と一緒ならまだ良いですが、下の学年と一緒となると、勉強は大丈夫なのかと心配する親が多いです。

 

私の娘も1年間だけ、混合クラスになったことがありました。
4年生の時、5年生と一緒だったのですが、5年生の親は、最終学年なのに、と不安だったと思います。

私のママ友は、「混合クラスに入れられる子は、問題の無い優秀な子だっていうよ」と慰めてくれました。
でも、やはり正直、外れクラスだなー、と思いましたね。

違う学年が一緒というのは、メリットもあるとは思いますが、
先生の負担が多く、デメリットの方がはるかに多いと思いましたから。

ちなみに在学中、校長先生にレターで、クラス分けのリクエストをすることができました。

混合クラスを経験した生徒は、「もう入れないで下さい」とリクエストすると、聞いてもらえたようです。
(我が家も書きました。)

普通は、「この生徒とは一緒だと授業に差し支えるので、別のクラスにして下さい」、などのリクエストを書きます。

ただしリクエストが通るとは限りません。

 

4. 入学を遅らせることが出来る

日本では4月2日に6歳になっていれば、小学校に必ず通うことになりますね。
早生まれの子が、1つ学年を下げるということは出来ません。

しかしアメリカでは、自分の子どもの成長具合を見て、入学を遅らせることが可能です。

特に早生まれの男の子は、女の子に比べると成長が遅いことが多いので、1年待つことが多いです。

周りの子と歳が違って可哀想!という考えは、アメリカではありません。

 

実は私の娘は1年遅らせています。
小学校の前に入るプリスクールを卒業までいたかったので、遅らせました。

誕生日が10月なのと、当時カリフォルニア州の学齢の区切りが12月だったのも理由です。(早生まれに当たる。)
今、カリフォルニア州の区切りは9月2日に変更になっています。

 

また入学とは別に、先生から同じ学年をやり直すように指示されることもあります。

日本でいう留年です。

アメリカでは、年齢にあった学力を重視する傾向があるためで、必ずしも指示に従う必要はありません。
先生と面談をしたり、夏期講習を受けるなどして進級も可能です。

しかし本当に必要であれば、もう一度同じ学年を選択することも、日本ほどは恥ずかしいとは思われません。
逆に、1年遅らせてトップの成績で進級を狙う、という考えの人もいます。

 

学校生活編

5. 時間割がない

日本のような時間割はありません

参考に娘のいた小学校の時間割をお見せしましょう。

グレード開始休み時間ランチ下校
Kindergarten8:20am10:10am – 10:30amN/A12:20pm
1st – 3rd Grade8:20am10:25am – 10:44am12:10pm – 1:10pm2:40pm
4th Grade8:20am10:50am – 11:09am12:10pm – 1:10pm3:00pm
5th Grade8:20am10:50am – 11:09am12:10pm – 1:10pm3:00pm

決まっているのはこれだけです。

先生は、曜日も関係なく、この時間内で、好きなように授業を行います。

 

6. 教科書がない

これは主に低学年ですが、教科書がありません

では何を使うかというと、プリントです。

娘は毎日、何枚も終わったプリントを持ち帰っていました。

 

高学年になると、教科書というか、参考書というか、写真入りの大きな本が貸し出されました。

それは、学年終了時に返却します。

 

7. 給食は無く、ランチはカフェテリアで食べる

日本では教室で、先生と一緒に給食を食べますね。

アメリカでは、ランチタイムは、先生の休憩時間なので、一緒には食べません。

子ども達はカフェテリアに行って、自分たちで食べます。

カフェテリアには先生がいないので、ボランティアの親が常駐して見ています。

カフェテリアでは、ホットランチというのがあって、購入することが出来ます。
お金は事前に払い込み、子ども達は自分達のカードを持って、それで購入します。

子ども達は食べるよりも遊びたくて仕方ないので、好きなものだけ食べて、嫌いなものは捨ててしまいます。

 

8. ランチメニューを紹介!

日本の給食に当たるホットランチ。

どんなメニューか気になりませんか?

娘の行っていた小学校の、ある1週間のランチメニューをご紹介します。

曜日選択A選択B
月曜日ターキーナチョスビーフチーズバーガー
火曜日チキンナゲットビーフチーズバーガー
水曜日マカロニ&チーズチキンコーンドッグ
木曜日スパゲティミートボールチキンコーンドッグ
金曜日チーズピザビーフチーズバーガー

どちらか好きな方を選べるようになっています。

どちらにも、果物と野菜が付きます。
飲み物は、牛乳か、チョコレート牛乳が付きます。

金曜日は定番で、毎週チーズピザです。

その他は日替わりですが、2週に1回は同じものが出る感じのローテーションです。

9. トイレには仲間が必要

時間割を見ていただいた通り、休み時間がとても少ないです。

休み時間中にトイレに行けば良いのですが、子どもですから、遊びに夢中で行かない、その時は行きたくなかったなどで、授業中に行きたくなることも出てきます。

しかも日本のように毎時間、休み時間はありません。

そんな時、どうするのか?

娘に訊いたところ、授業中、先生に言い、仲間を指定して、一緒に行く、のだそうです。
(でも一応、作業が終わったところでなど、考慮はするそうです。)

仲間を連れて行くのは、一人では危ない?
一人だと遊んでしまう??

という理由かな。

 

ちなみに小学校のトイレは、大人用と子ども用に分かれていて、大人は子ども用は使えません。
逆もしかり。

その関係もあるかわかりませんが、子ども用にはサニタリーボックスが無く、娘は最後の方(5年生の頃)、困っていました。
持ち帰るにも、ポーチを持って行くと目立つし…むむむ。

 

10. 掃除はしない

日本では当たり前にあった掃除の時間。

アメリカでは、自分の教室の掃除すらしません

清掃員の方が雇われていて、子ども達が帰宅した後に掃除をしてくれます。

 

駐在で後から来たお友達が、「掃除しないで良いなんて、素晴らしいっ!」と喜んでいました(苦笑)

本当は娘には、掃除や、汚さない精神を学んで欲しかったのですが…。

 

11. 体育の時間は着替えない

アメリカにも体育の時間はあります。
PE(physical education)と言います。

専門の先生がいて、教えてくれます。

でも体操着は無く、その日に着て行った服のまま行います。

走ったり、飛んだり、体を動かして、球技もします。

娘の学校にも体育館はありましたが、日本のように跳び箱とか、鉄棒のテストなどは無かったです。

 

学校生活イベント編

12. 行事・イベントが多い

日本の学校のような運動会や学芸会はありませんが、アメリカならではの行事・イベントが多くあります。

まず10月のハロウィン、先生も生徒も仮装し、パーティをして、パレードを行います。

11月の感謝祭、これは先生によりますが、材料を持ち寄って感謝祭パーティをしたりします。

12月のクリスマス、プレゼント交換はしませんが、学校が終わる前にパーティをします。

2月のバレンタインデーには、カードを皆で交換し、パーティをします。

3月のセントパトリックデー 、これは先生によりますが、緑に飾り、パーティをしたりします。

4月、イースターではエッグハントをして、パーティをします。

5月のシンコデマヨ、これも先生によりますが、メキシカンなパーティをします。

6月に入ると、もう学校は終了なので、お別れのパーティをします。

毎月のようにパーティですね?!
これ、親がボランティアで準備してるんですよ?
と言うように、先生がやる気一杯だと、親もなかなか大変です。

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PTA主催で、夜にムービーナイトというのも定期的にありました。

子ども達がパジャマと大きなバスタオルを持って体育館に集まり、床にゴロゴロしながらカートゥーン映画を観るというものです。

仲の良いお友達と一緒に、いつもと違う雰囲気でいられるのが、最高に楽しいようですね。

 

13. 発表会はクラス単位

アメリカには、日本のような学芸会はありません。
でも簡単な劇や、楽器演奏、歌の発表会みたいなものを、親の前でやることはあります。

もし担任となった先生がやる気があれば、です。

その学年が、じゃなくて、クラスが、です。
同じ学年でも、隣のクラスは何もやらない、このクラスは1年に発表会を6回もする。

ひとえに先生次第なのが、アメリカです。

こんな派手な発表会もやったのは学年で2クラスだけ

故に、「あの先生は当たり、外れ」情報が親の間では飛び交い、PTAをやっている子は当たり先生のクラスになる、などと言われます。

そして年末のサンキューカードでは、当たり先生にはギフトカードが集まり、外れ先生にはゼロという、シビアな結果が見られるのでした。(怖ひ…。)

 

14. 遠足にはボランティアが必須

遠足、フィールド・トリップと言いますが、学年にも寄りますが、年に何回かあります。

低学年時は、ハロウィンの頃にパンプキンパッチ(カボチャ狩り)に行ったり、遊び系が多いです。
大きくなると、博物館など、勉強系が多くなります。

いずれにしても、ボランティア(親)の同行が必要です。
こういう同行者をシャペロン(Chaperone)と言います。

人数は、だいたい生徒4〜5人に対して1人くらいでしょうか。
グループで行動する際に付き添います。

 

15. 遠足のお弁当は捨てられるもの

遠足ではお弁当を持ってくるように言われます。

その際に指定されるのが、Sack lunch(サックランチ)です。

どんなお弁当かと言うと、「捨てることのできるお弁当」。

捨てられる容器(ジップロックなど)にお弁当を入れて、茶色の紙袋に入れて持参します。
紙袋にはしっかりと名前を書きます。

中身はと言えば、

  1. サンドイッチ
  2. カット野菜
  3. フルーツ
  4. ペットボトルの水など飲み物
  5. スナック

こんな感じのアメリカンなランチになります。

日本のキャラ弁とか、夢のまた夢ですね〜。

 

16. 一人一人誕生日会をする

クラスの時間をちょっとだけ借りて、子どもの誕生日には皆でお祝いします。

親はクラスの人数分のカップケーキやクッキー、ドーナツ、飲み物など、おもてなしできるものを用意。
子どもは皆にハッピーバースデーを歌ってもらい、皆でお菓子を食べてお終いです。

先生によっては、事前に皆でカードを用意してくれているクラスもありました。
(低学年時だったので、書く練習を兼ねていたのかも?)

親的には、お菓子だけでなく、紙皿やナプキンなど、いろいろ準備が大変でしたが、子どもの喜ぶ顔見たさに頑張った思い出深い日です。

 

その他

17. クラブ活動はない

アメリカの小学校には、クラブ活動はありません

理由は、まだ送り迎えが必要な年齢だからかもしれません。

でも学童保育のような、アフタースクールは校内にあります。

また曜日によって、テニスやチェスなどのクラスを有料で受講することも出来ます。
これはクラブというより、習い事に近いです。

 

18. 宿題は毎日出る

低学年でも宿題は毎日出ます。

5分くらいで終わるものでしたが、学年が上がるにつれ、少しずつ増えていきました。

これは、家で、自分で勉強する習慣を付けさせるため、なのだそうです。

何故なら、中学に入ると、鬼のように宿題が出て、習慣が付いてないと着いていけないからです。

 

19. プールはまず、無い

日本の学校では、プールが無いところは珍しいですね。
でも、アメリカの小学校で、プールがあるところは非常に珍しいです。

プールが無いので、夏のプール授業はありません。

泳ぎを習いたい人は、個人的に水泳教室などに行って習います。

 

20. 不審者が侵入した時の防犯訓練がある

日本の学校でも、火事や地震に備えて、防災訓練・避難訓練がありますね。

アメリカにはそれに加えて、校内に不審者が侵入した時に身を守るための防犯訓練をします。

ロックダウン・ドリル(Lockdown Drill)と言います。

銃社会のアメリカ、教室には全て鍵がついています。
ドリル中は鍵をかけて、体を丸めて小さくなって身を潜めます。
そして先生や警察が来るまで、ひたすら静かに待ちます。

この動画の小学校はかなり強烈ですが、ロックダウン・ドリルの様子がよく分かります。
ここまでやっている学校は、さすがに少ないと思います。

 

おまけ:関連記事紹介

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小学校生活でも驚きがたくさんありましたが、普段の生活ではさらに驚きがいっぱいです。

上記の記事では、より広く、私が感じた文化・習慣の日本との違いを特集していますので、ぜひ合わせてご覧になってください。

さらに、今回の記事に載せたかったけれど、数が増えすぎると読むのが大変と20選から漏れた小学校関連の

  1. 新学期が始まる前、バックトゥースクールのセールがある
  2. 小学校は送り迎えが必須
  3. 小学校は毎日午前中に、オヤツの時間がある
  4. 小学校はパジャマデーがあり、皆、パジャマで登校する
  5. 学校では寄付を集める際、ご褒美を与える

という驚きも入っています!

 

まとめ

アメリカの小学校生活で日本との違いに驚いたこと20選、いかがでしたでしょうか。

  • 1. 入学式・始業式はない
  • 2. 担任が2人いることがある
  • 3. 学年混合クラスがあることがある
  • 4. 入学を遅らせることが出来る
  • 5. 時間割がない
  • 6. 教科書がない
  • 7. 給食は無く、ランチはカフェテリアで食べる
  • 8. ランチメニューを紹介!
  • 9. トイレには仲間が必要
  • 10. 掃除はしない
  • 11. 体育の時間は着替えない
  • 12. 行事・イベントが多い
  • 13. 発表会はクラス単位
  • 14. 遠足にはボランティアが必須
  • 15. 遠足のお弁当は捨てられるもの
  • 16. 一人一人誕生日会をする
  • 17. クラブ活動はない
  • 18. 宿題は毎日出る
  • 19. プールはまず、無い
  • 20. 不審者が侵入した時の防犯訓練がある

をご紹介しました。

娘はもう8thグレード、日本でいう中学3年生で、小学校の頃のことを懐かしく思い出しながら書きました。

どんなだったっけ?と、久し振りに小学校時代の話を娘と出来たのも楽しかったです。

ヘェ〜!と思っていただけたら、嬉しいです!

アメリカの小学校とも、日本の中学校とも違う、アメリカの中学校についてはこちら↓
アメリカの中学校生活、現地ママが徹底解説します!