こんにちは、2000年からシリコンバレー在住のMAKIです。
二カ国語を自由に使う能力があるのがバイリンガル。
でも、それってどんな状態なのかな?
- ネイティブでないとダメ?
- 後から勉強してもバイリンガルになれる?
- バイリンガルのレベルって?
意味と定義を考えてみました。
また、バイリンガルの人は、二カ国語を瞬時に使い分ける時、頭の中がどうなっているのか?
- 翻訳している?
でもそれじゃ、時間がかかりますよね。
我が家のバイリンガル娘に訊いてみました!
バイリンガルの意味
バイリンガルってよく言いますが、いったいどんな状態のことを言うのでしょう?
- 日常会話ができる
これだったら割と楽ですよね。
じゃあ、
- 母国語のように流ちょうに話せる!
一気にハードルが上がりました。
「ネイティブの直感(native speaker’s intuition)」
ネイティブは母語という意味です。
母語なら持っているべき直感。
例えば、日本語だったら、てにをは。
特に迷わず、使い分けますよね。
英語だったら、The と A とか。
法則を考えずに直感で使えるなら、バイリンガルです。
でも、もちろん色々なレベルはあります。
バイリンガルのレベル3つ
一般的には、バイリンガルのレベルは次の3つに分かれると言われています。
聞く、話すができるレベルです。
小学校に上がる前に、子供が身につけるスキルですね。
学習が必要になるレベルです。
学校や親からのサポートが必要です。
バイリンガルというか、バイカルチャーレベルです。
ここまで達するには、個人の性格、言葉のセンスも重要だと思われます。
ただし、「文化が身についている」の定義は?
となると、また違った問題が出てきますね。
日本生まれの日本育ちでも、胸を張って、
「私は日本文化を完璧に身につけています!」
って言える人って、どのくらいいるでしょう?
私は、ちょっと自信ないです^^;
私の娘もアメリカ生まれのバイリンガルです。
レベルはと言うと…。
両方の言葉を流ちょうに話せ、読み書きもできます。
年齢+数歳上レベルの文章なら、英語はオーケー。
日本語はちょっと怪しいレベル。
読むには読めても、ちゃんと意味を取れてなかったりします。
語彙力は英語の方が上です。
両方の国の文化は、アメリカは多分大丈夫ですが、日本となると。
やはり1年、あるいはそれ以上を通して住んだことがないと難しいですね。
なので、両方の国の文化を身につけるというのは、かなり条件が整わない限り、不可能なのではないかと思います。
結論:バイリンガルとは
ネイティブの直感を持ち、二カ国語を流ちょうに使い分ける人。
でも、レベルはいろいろ。
バイリンガル脳
二カ国語を瞬時にパパッと切り替えるバイリンガル達。
いったい、頭の中はどうなっているの?
そう思ったこと、ありませんか?
私はあります!
私は残念ながら、全くバイリンガルではないので、バイリンガルの娘に訊いてみました。
「えー。日本語と英語で話す時に、パチンとスイッチが入れ替わる」
…スイッチ?
つまり、
英語で話すときは英語で考える。
日本語で話すときは日本語で考える。
英語学習では、翻訳するな!英語で考えろ!と英語脳を作るのが基本です。
あれを自然にやっているという訳ですね。
でも、スイッチとは。
日本語と英語は作りがかなり違う言語なので、混ざることはないそうです。
実際、娘が混ぜて話したことは今まで一度もありません。
このスイッチの話、念のため、バイリンガルの友人にも訊いてみました。
「そうそう、そんな感じ〜分かるぅ!」
スイッチ説に賛成してました。
結論:バイリンガルの頭の中にはスイッチがある
非バイリンガルの私には未知の世界です。
まとめ
バイリンガルの意味と定義、いかがでしたでしょうか?
ネイティブの直感のない私には、例えいくら英語の勉強をしようとも、バイリンガルになることはできないんだなあ、と少し悲しく思いました。
でも英語脳で直感に近づくことは出来るかな。
ああ、でも、言葉のセンスというか、持って生まれた素質や、幼少期の教育の影響もありますよね。
と、自分の英語の限界に言い訳をするのでした^^;