こんにちは、2000年からシリコンバレー在住のMAKIです。
ブラックフライデー(Black Friday)は最近、日本でも聞かれるようになりましたね。
元はアメリカの大セールの日ですが、日本でも行うお店が多くなったようです。
いつの金曜日に行うの?
アメリカでのブラックフライデーはどんな感じ?
この記事で、全部お答えします!
ブラックフライデーに続くのが、オンラインショップの大セール、サイバーマンデー(Cyber Monday)です。
アメリカの2大最強セール、ブラックフライデーとサイバーマンデーに迫ります。
ブラックフライデーはアメリカの最強セール
「ブラックフライデー」という言葉は、小売店が黒字になる(利益を上げる)日、という意味からきています。
ブラックフライデーはいつ?
「ブラックフライデー」がフライデー、金曜日なのは、サンクスギビングデー(感謝祭)の翌日だから。
感謝祭は11月の第4木曜日と決まっています。
だから、
固定です。
ブラックフライデーの由来
しかし「ブラックフライデー」という言葉が最初に生まれたのは、ショッピングではなく、1869年9月24日の金融危機でした。
悪徳資本家として名高いジェイ・グールドとジェイムズ・フィスクは、市場買い占めのために金(きん)を買い漁りました。
値段を釣り上げ、膨大な利益を得ようとしたのです。
これにより暗黒の金曜日(ブラックフライデー)に、株式市場が崩壊、金持ちも農民も、誰もが破産しました。
1950年代には、フィラデルフィアの警察が、感謝祭の翌日に起こる混乱をあらわす言葉として使用しました。
毎年土曜日に行われる大規模なフットボールの試合の前に、郊外から大勢の買い物客や観光客が、金曜日に押し寄せてきたのです。
警官は休みを取ることができないだけでなく、シフトを増やし、交通整理をしなければなりませんでした。
またスリや窃盗も出没し、警察にとってはまさにブラックフライデーでした。
😥 「ブラックフライデー」最初は破産や混乱という暗いイメージだったのですね。
1961年にはフィラデルフィアですっかり広まっていた「ブラックフライデー」でしたが、小売店はネガティブな印象を嫌っていました。
そこで新しく定着させようとしたのが「ビッグフライデー」でした。
でもこの試みは成功しませんでした。
他の地域に広がらず、1985年になっても全国的に普及しませんでした。
😀 無理やりな言葉は無理だった、ということですね。
しかし、1980年代後半になり、小売店は「ブラックフライデー」のイメージをネガティブからポジティブへと変える方法を発見しました。
という解釈です。
こうして、ネガティブなルートは忘れられるようになったのです。
今のブラックフライデー
今では、ブラックフライデーの朝はどんどん早くなっています。
熱心な買い物客は、感謝祭の食事が終わるとすぐにショッピングのために出かけます。
2015年の全米小売業連合会の調査によると、推定135.800万人(アンケートの58.7%)のアメリカ人が、感謝祭の週末で買い物をしました。
さらに1883万人(79.6%)がサイバーマンデーにオンラインで買い物をする予定と答えていました。
※でも実際、伝統的に売り上げが一番多いのは、クリスマス前の土曜日だそうです。
アメリカでのブラックフライデーは過激
ブラックフライデーの朝はどんどん早くなっていると書きました。
ローカルショップは早朝からの営業です。
だいたい朝の4時、5時にオープンしてセール開始です。
しかしアウトレットや大型ショッピングモールだと、金曜日の午前0時にオープン。
あるいは前日夜の10時にオープンなんてところも増えてきました。
ブラックフライデーでは全商品値引きが当たり前、目玉商品がいくつも並びます。
例えば、最新型の薄型テレビが199.99ドルなど。
もちろん個数制限ありです。
普段は絶対に値引きをしないアップルストアでも、値引きをします。
入場のために夜中から行列ができます。
場所によっては、2〜3日前からテントを張って並ぶところもあります。
レジはもちろん長蛇の列です。
日本のお正月、福袋目当てに並ぶみたいな、あんな感じ??
(私は並んだことないですが、友人のブログで読みました^^;;)
ここでブラックフライデーの動画をご紹介します。
略奪暴動の動画かと思われるかもしれませんが、ブラックフライデーです^^;
さて次は、家で楽々ショッピング、サイバーマンデーのお話です。
サイバーマンデーは家で楽々♪
混雑したところは苦手でも、お得に買い物もしたい。
そういう方にオススメなのが、サイバーマンデーです!
サイバーマンデーの由来
「サイバーマンデー」という言葉は、全米小売業協会のシニア・バイス・プレジデントであるエレン・デイビスによって作られました。
Shop.orgの責任者であるスコット・シルバーマンによると、この用語は2004年の調査に基づいて作成されたそうです。
調査によれば、「その年最大のオンラインショッピングの日」は、感謝祭後の月曜日だったのです。
なのでサイバーマンデー、インターネットの月曜日なのですね^^
また小売業者によると、前年の12月5日から15日もよく売れた期間だそうです。
サイバーマンデーはいつ?
アメリカでは感謝祭(11月の第4木曜日)から、ブラックフライデー(金曜日)、そして
になります。
感謝祭に帰省していて自宅に帰ってきた人、ブラックフライデーで買い物してさらに買い物をしたい人などが、ドッとオンラインショップに押し寄せるワケです。
まとめ
アメリカのブラックフライデーはいつ?由来はネガティブワードだった、いかがでしたでしょうか。
- ブラックフライデーは11月の第4金曜日
- 由来は金融危機の暗黒の金曜日から始まり、フィラデルフィア警察の感謝祭翌日の混乱
- そして赤字から黒字になり儲かるというポジティブなイメージで定着した
- アメリカではこの日は、午前0時〜早朝から目玉商品を狙って買い物客が押し寄せる
- サイバーマンデーが初めて使用されたのは2005年のホリデーシーズン
- サイバーマンデーは週末の4連休明けの月曜日
でした。
人混みと長蛇の列が苦手な私は、ブラックフライデーに参戦したことが一度もありません。
もう体力にも自信がないので、行くことはないでしょうね…若いうちに行っておけば良かったかなあ、と思います。
アメリカは返品天国なので、ブラックフライデーに勢いで買って、後で「やっぱ要らない」と気楽に返品する人もたくさんいます。
こういうのも、ちょっと苦手なんですよねー。
その代わり、クリスマス向けの買い物はいつもサイバーマンデーを利用しています。
ウロウロ歩き回らないで済むし、荷物は運ばないで済むし、楽チンですよね!
ただ衣類は、サイズが合わなかったり、分からなかったり、それが面倒なんですけど。
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