こんにちは、2000年からシリコンバレー在住のMAKIです。
モニュメント・バレー(Monument Valley)は、アメリカのユタ州南部からアリゾナ州北部の広大な地域です。
風化や侵食によって形成された岩山は、一目見たら忘れられない独特な地形を作り出しています。
世界中からツーリストが絶えず訪れる、大変人気のある観光地です。
私は2004年にモニュメントバレーに行きました。
その時の旅行記から、
- モニュメントバレーの行き方
- モニュメントバレーの宿泊
- モニュメントバレーのツアー
についてお話いたします。
モニュメントバレーの行き方
モニュメントバレーの最寄りの国際空港は、ラスベガスのマッキャラン国際空港です。
公共交通機関は無いので、モニュメントバレーへのアクセスは、
- ツアーに参加する
- レンタカーを借りる
のどちらかになります。
ラスベガスからは車で6時間半かかるので、途中のグランドキャニオン国立公園を観光してから、という方が多いようです。
私はモニュメントバレーからの帰り、ペイジという3時間くらい先の町へ移動して、そこで一泊しました。
そこでアンテロープキャニオン観光をするという手もあります。
余談です。
2004年当時は、セスナ機がラスベガスから飛んで来て、日帰りツアーもしていました。
今は休止しているそうです。
モニュメントバレーの宿泊
私が行った2004年当時は、グールディングズ・ロッジしかなかったのですが、2008年にザ・ビューというホテルがパーク内に出来て人気とのこと。
知りませんでした…!
という訳で、私はグールディングズ・ロッジにしか泊まっていないので、そこの話しかできません。
古くてすみません!そこからザ・ビューと比較していただけると幸いです。
では、当時の旅行記です。
真っ暗の中、今日の宿のグールディングズ・ロッジに到着。
ここはモニュメントバレー周辺で唯一の宿で、どの部屋からもモニュメントバレーが楽しめるという人気の宿です。
明るいところで見ると、メサ(テーブル形状の台地)に張り付くように立っていて迫力!
夏は満室で予約が難しい&高いのですが、オフシーズンの今は安く泊まることが出来ました。
レストラン、ギフトショップはもちろん、プールやジム、スーパーまであります。
チェックインの際に貰った地図を見てビックリ。
施設内には博物館やシアターもありました。
博物館です、右にあるのがシアター
モニュメントバレーは先住民ナバホ族の独立国の中にあります。
博物館にはナバホの暮らしや昔の交易所の再現、そしてジョン・フォードを代表とする映画に関する資料でいっぱいでした。
ここで撮影されたという『駅馬車』、『荒野の決闘』、『黄色いリボン』等々。
私が一番知っていたのは『バック・トゥ・ザ・フューチャー3』でしたけれど。
そうそう、このロッジにはジョン・ウエィンの当時のキャビンもそのまま保存されています。
ムービーはモニュメントバレーを舞台にした、とても芸術的なものでした。
レストランでは、ナバホ料理を楽しむことができます。
私はナバホのパンとビーフシチューのセットを頼みました。
ナバホのパンはちょっと変わっていて、平たい丸い大きな形をしています。
油で揚げてあるので、外はカリカリ、中はふわふわ。
甘いシロップをかけて食べると、とても美味しく、オススメです^^
ここは古いホテルですが、とても居心地の良い宿です。
モニュメントバレーのツアー
モニュメントバレーは、自家用車で巡ることもできます。
徒歩での移動は禁止です。
公園内には約300人ほどのナバホ族の人々が生活しているため、立ち入り禁止区域も多いです。
プライベートロードの看板があるところには、入らないよう注意しましょう。
私はグールディングズ・ロッジの半日ツアーに参加しました。
その時の旅行記です。
グールディングズ・ロッジの半日ツアー、9時スタートです。
集合場所に停まっていた車を見て愕然としました。
「これで行くの?」
オープンカーです、風びゅんびゅんです。
そりゃ景色は良く見えますが、寒すぎるでしょう。
※11月の終わりでした。
今、ホテルのサイトを見るとツアーは4月から10月までしかやってないようです^^;
やっぱり11月は寒すぎなのかも。
宿からモニュメントバレーまで舗装道路をかなりのスピードで走ったのですが、余りの強風&冷風に息が出来ませんでした。
寒いというか、冷たい、痛い。
隙間から風が入って、手も足も寒さで麻痺しそうでした。
涙は勝手に流れるし、これは地獄だ…とひたすら車が停まる時を待って我慢しました。
モニュメントバレーに入ると道が悪いので車のスピードが落ちて、向かい風がなくなりました。
ほのかに陽も差してきて、気持ちは爬虫類(陽の光で体温を上げる)です。
ザ・ミトン&メリックビュート
ジョン・フォード・ポイント
スリー・シスターズ
車が停まる度に出来るだけ動いて、陽に当たり、体を温めます。
残丘はビュートと呼ばれていますが、いろいろな形に見立て、様々な名前が付いていました。
ドラゴンやスヌーピーには笑えました。
かなりの大きさで、陰に入ると寒いです。
穴が空いているビュートは貴重なのか、いくつか見て回りました。
近くで見ると反り返っていて、すごい迫力です。
岩絵もありました。
鳥?いや、足が4本ある?
モニュメントバレーには今でもナバホの人が実際に住んでいて、ホーガンという独特の家を見ることが出来ます。
写真を撮るのは失礼と撮りませんでしたが、この過酷な地に生きている人がいるというのは驚きでした。
「寒い…」
ツアーも終了間近になり、心底体が冷えてきました。
トイレに行きたいと思っても、トイレなんてあるはずがありません。
停まるビューポイントはあといくつ?
と周りの人も限界が近いようで、終わるのを心待ちにしている感じです。
既に動けず車の中にじっとしている人もいました。
後半になって他社のツアーの人と一緒になることがありましたが、オープンカーに乗っている人なんていません。
そりゃ、そうですよね、この寒さですもの。
再び地獄の帰路ぶっとばして、ようやく宿へ帰ってきました。
既にチェックアウトしていたので、レストランのトイレでお湯を出し、手を温めましたが、30秒くらい感覚が分からないくらい、寒さで麻痺していました。
過酷なツアーを終え、レストランでホッとしました。
本当に体の芯から冷え切りました。
レストランからはモニュメントバレーがよく見えます。
もうサヨナラだなあ、とぼんやり眺めました。
過酷なツアーでしたが、モニュメントバレーの景色はやはり圧巻でオススメです。
まとめ
モニュメントバレーについて、旅行記からでした!
改めて読み返すと、寒い、寒いばかり言ってましたね^^;
シーズン的には夏が良いのだと思いますが、夏は暑くて大変らしいです。
(ホテル代も高い!)
でもグランドサークルを巡るとしたら、やっぱり夏でしょうか。
宿代…近くのモーテルに泊まって、夕食だけザ・ビューでして夕焼けを楽しむのもアリですか?
今度は娘を連れて、またグランドサークル巡り、してみたいです^^