アメリカで殺人事件の多い都市ランキング30!【2021年】

こんにちは、2000年からシリコンバレー在住のMAKIです。

以前、全米危険都市ワースト50という記事を書きました。

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今回はFBI発表の2020年犯罪統計報告書をベースに、

全米殺人件数の多い都市ワースト30

をまとめました。

前年度との比較で目立っていたのは、新しく仲間入りしたのは12都市
ミシシッピ州ジャクソンは前年の2倍に増えていて、バージニア州リッチモンドは初のランクインです。

南部と中西部の都市がリストの75%以上を占めています。
一方、西部は1つも入っていません。

MAKI
北東部は7都市入っていますが、ニューイングランド州はゼロです!

2万5千人以上の都市が対象で、人口千人あたりの殺人件数が多い都市30です。
殺人は、過失ではなく故意に人が人を殺めたものです。

※FBIは毎年、暦の変わる約10ヶ月後にデータを公表します。
今回のリストは、2020年9月にリリースされたもので、2019年のデータが基になっています。

目次

30位から21位の危険都市

30位:イリノイ州ダンビル

人口:30,479人
殺人率:.23
殺人事件数:7
米国平均の: 4.6倍

ダンビルは、インディアナ州との境に位置します。
イリノイ州で62番目に大きな都市(2020)で、炭鉱で栄えた田舎町です。
人口の約7割が白人で、約2割が貧困層に当たります。

29位:ワシントンD.C.

ワシントンD.C.

人口:705,749人
殺人率:.24
殺人事件数:166
米国平均の: 4.7倍

ワシントンD.C.はアメリカ合衆国の首都で、ポトマック川沿いに位置しています。
国会議事堂、ホワイトハウス、最高裁判所などや、有名な博物館や美術館もあります。
殺人事件の被害者の約8割が黒人男性で、殺人の3分の1はアナコスティア区で起こっています。

28位:フロリダ州マイアミガーデンズ

人口:110,001人
殺人率:.24
殺人事件数:26
米国平均の: 4.7倍

マイアミガーデンズは、フロリダ州の南部に位置します。
フロリダ州で24番目に大きな都市(2020)で、アフリカ系アメリカ人が人口の大半を占めています。
市内では犯罪と麻薬が蔓延し、低収入家庭向け住宅の開発が行われなかったという事実があります。

27位:ミシガン州フリント

Downtown Flint Michigan taken from Genesee TowersFlintmichigan, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

人口:95,538人
殺人率:.24
殺人事件数:23
米国平均の: 4.8倍

フリントは、ミシガン州の南部に位置しています。
ミシガン州で7番目に大きな都市(2020)で、ゼネラルモーターズの創業の地です。
ゼネラルモーターズの工場閉鎖により市が財政破綻し、失業者が増え、警察の予算と人不足で治安が悪化しています。

26位:オハイオ州クリーブランド

クリーブランド

人口:381,009人
殺人率:.24
殺人事件数:92
米国平均の:4.8倍

クリーブランドは、オハイオ州北東部に位置しています。
オハイオ州で2番目に大きな都市(2020)で、工業都市として発展しました。
一部地域への貧困層の集中、教育の予算不足などから治安が大きな問題となっています。

25位:バージニア州リッチモンド

リッチモンド

人口:230,436人
殺人率:.24
殺人事件数:56
米国平均の:4.9倍

リッチモンドはバージニア州の州都で、歴史の古い都市です。
バージニア州で5番目に大きな都市(2020)で、フィリップモリスの本社があるなど色々な業種の企業が本社をこの都市に置いています。
2004年には治安の悪い都市で1位を取り、改善も進んでいますが、なかなかイメージを変えられずにいます。

24位:インディアナ州イースト・シカゴ

人口:27,817人
殺人率:.25
殺人事件数:7
米国平均の:5.0倍

イースト・シカゴは、インディアナ州北部、名前の通りシカゴの東に位置します。
インディアナ州で39番目の大きさの都市(2020)で、1903年に鉄鋼会社が設立されたことで産業都市へと発展しました。
極度の汚染、犯罪組織、違法ギャンブル、政治腐敗などに苦しめられている都市です。

23位:テネシー州ジャクソン

JacksonTN

人口:67,191人
殺人率:.25
殺人事件数:17
米国平均の:5.1倍

ジャクソンは、テネシー州の西部に位置し、マディソン郡の郡庁所在地です。
テネシー州で8番目に大きな都市(2020)で、地域貿易の中心地です。
犯罪率が高く、危険な都市によく選ばれています。

22位:アーカンソー州ホットスプリングス

人口:38,797人
殺人率:.26
殺人事件数:10
米国平均の:5.2倍

ホットスプリングスは、アーカンソー州の中央部に位置しています。
アーカンソー州で11番目に大きな都市(2020)で、名前の通り温泉が有名で観光・保養都市となっています。
かつては違法ギャンブルの横行から暴力事件が多く発生し、温泉リゾートとして再生しました。

21位:ペンシルベニア州ハリスバーグ

ハリスバーグ

人口:49,271人
殺人率:.26
殺人事件数:13
米国平均の:5.3倍

ハリスバーグは、ペンシルベニア州の中央部に位置している州都です。
ペンシルベニア州で10番目に大きな都市(2020)で、全米の州都ではいちばん古い歴史ある都市です。
スリーマイル島原子力発電所事故があったことでも有名です。

20位から11位の危険都市

20位:ニュー・ジャージー州アトランティック・シティ

アトランティック・シティ

 

人口:37,743人
殺人率:.29
殺人事件数:11
米国平均の: 5.8倍

アトランティック・シティは、ニュー・ジャージー州の南部に位置しています。
ニュー・ジャージー州で25番目に大きな都市(2020)で、東海岸最大のカジノがある観光都市です。
車のロックは必須、赤信号での立ち往生は危険、陽が落ちてからは悪夢です。

19位:テネシー州メンフィス

メンフィス

人口:651,073人
殺人率:.29
殺人事件数:190
米国平均の: 5.8倍

メンフィスは、テネシー州南西部に位置しています。
テネシー州で2番目に大きな都市(2020)で、かつては奴隷市が開かれました。
アフリカ系アメリカ人が人口の6割を占め、犯罪発生率が高いです。

18位:ノース・カロライナ州ロッキー・マウント

人口:53,922人
殺人率:.30
殺人事件数:16
米国平均の: 5.9倍

ロッキー・マウントは、ノース・カロライナ州の中央部に位置します。
ノース・カロライナ州で19番目に大きな都市(2020)で、ナッシュ郡とエッジコム郡にまたがっています。
6割がアフリカ系アメリカ人、3割が白人で、貧困層は2割です。

17位:ミズーリ州カンザスシティ

カンザスシティ

人口:495,327人
殺人率:.30
殺人事件数:150
米国平均の: 6.1倍

カンザスシティは、ミズーリ州西部に位置した都市です。
ミズーリ州で1番大きな都市(2020)で、200以上の噴水があり、噴水の街と呼ばれています。
治安はあまり良くなく、殺人発生件数はニューヨークの4倍、ロサンゼルスの2倍です。

16位:ルイジアナ州ニューオーリンズ

ニューオーリンズ

人口:390,144人
殺人率:.31
殺人事件数:121
米国平均の: 6.2倍

ニューオーリンズは、メキシコ湾近く、ミシシッピ川沿いに位置しています。
ルイジアナ州で1番大きな都市(2020)で、港湾都市、工業都市、観光都市として発展しました。
2005年に上陸したハリケーンで8割が水没、壊滅的な被害を受けました。

15位:ミズーリ州レイタウン

人口 28,991人
殺人率:.31
殺人事件数:9
米国平均の: 6.2倍

レイタウンは、カンザスシティの郊外にあります。
ミズーリ州で23番目に大きな都市(2020)で、白人が約70%、アフリカ系アメリカ人が25%です。

14位:ルイジアナ州バトン・ルージュ

バトン・ルージュ

人口:215,784人
殺人率:.32
殺人事件数:70
米国平均の: 6.4倍

バトン・ルージュはルイジアナ州の州都、ニューオーリンズに次ぐ大都市です。
ルイジアナ州で2番目に大きな都市(2020)で、19世紀初めまではフランスの植民地でした。
人口の約25%が貧困で、人種的には白人とアフリカ系アメリカ人が半々くらいです。

13位:ニュージャージー州カムデン

カムデン

 

人口:73,562人
殺人率:.34
殺人事件数:25
米国平均の: 6.8倍

カムデンは、ニュージャージー州西部に位置しています。
ニュージャージー州で8番目に大きな都市(2020)で、フィラデルフィア郊外の住宅地として栄えました。
現在はフィラデル都市圏再開発で人口と雇用が減り、暴動も多発するほど治安が悪化しています。

12位:オハイオ州デイトン

Downtown Dayton, Ohio

人口:140,407人
殺人率:.34
殺人事件数:48
米国平均の: 6.9倍

デイトンは、オハイオ州西部に位置しています。
オハイオ州で6番目に大きな都市(2020)で、マイアミバレーと呼ばれる地域の中心都市です。
ライト兄弟を産んだ工業都市でしたが、近年は廃墟と化した建物が多く犯罪が増加、治安が悪化しています。

11位:デラウェア州ウィルミントン

人口:70,166人
殺人率:.36
殺人事件数:25
米国平均の: 7.1倍

ウィルミントンは、デラウェア州北部、フィラデルフィアの南西に位置しています。
デラウェア州で1番大きな都市(2020)で、アメリカ三大財閥のひとつデュポン本社の所在地です。
麻薬取引が急増し治安が悪化、全米で初めてダウンタウン全域に監視体制を敷き、警察による覆面パトロールも行っています。

10位から1位の危険都市

10位:ミシシッピ州メリディアン

人口: 36,347人
殺人率:.39
殺人事件数:14
米国平均の:7.7倍

メリディアンは、ミシシッピ州の東部に位置します。
ミシシッピ州で8番目に大きな都市(2020)で、一時期は南部の製造業の中心でした。
住民はかなり保守的で、7割近くが何らかの宗教を信仰しており、かつては州内最大のユダヤ人社会もありました。

9位:ミシガン州デトロイト

デトロイト

人口:670,031人
殺人率:.41
殺人事件数:276
米国平均の: 8.3倍

デトロイトは、ミシガン州の南西部にあり、エリー湖とヒューロン湖に挟まれ、カナダに接しています。
ミシガン州で1番大きな都市(2020)で、自動車産業が盛ん、自動車の街と呼ばれています。
失業率、貧困率が高く、犯罪都市として最も有名な街の1つです。

8位:ミシシッピ州ジャクソン

人口:160,628人
殺人率:.47
殺人事件数:76
米国平均の:9.5倍

ジャクソンは、ミシシッピ州中央部に位置します。
ミシシッピ州で1番に大きな都市(2020)で、州都です。
ジャズやブルースなどが盛んな都市ですが、人口の約24%、家族の約20%が貧困です。

7位:ペンシルベニア州チェスター

Chester PA 5th n Ave of the StatesSmallbones, CC0, via Wikimedia Commons

人口:34,000人
殺人率:.53
殺人事件数:18
米国平均の:10.6倍

チェスターは、デラウェア川沿い、フィラデルフィアとウィルミントンの間に位置します。
ペンシルベニア州で16番目に大きな都市(2020)で、かつては造船と自動車製造で栄えました。
市が衰退し、貧困率と犯罪率が上がると、緊急事態を宣言、夜間外出禁止令も発行されました。

6位:アーカンソー州パインブラフ

人口:41,474人
殺人率:.55
殺人事件数:23
米国平均の:11.1倍

パインブラフは、ジェファーソン郡の県庁所在地です。
アーカンソー州で10番目に大きな都市(2020)で、昔は黒人奴隷により発展した町で、公民権運動が激しく行われました。
貧困率がとても高く、人口の3分の1が貧しい生活をし、それに伴い犯罪率も高くなっています。

5位:メリーランド州ボルチモア

ボルチモア

人口:593,490人
殺人率:.59
殺人事件数:348
米国平均の: 11.8倍

ボルチモアは、東海岸のチェサピーク湾近く、パタプスコ川沿いに位置しています。
メリーランド州で1番大きな都市(2020)で、どの郡にも属さない独立都市です。
老朽化と産業の不況により人口が流出してスラム街ができ、市庁舎前にはホームレスのテントが見えます。

4位:バージニア州ピーターズバーグ

人口:31,346人
殺人率:.65
殺人事件数:19
米国平均の:12.2倍

ピーターズバーグは、バージニア州の独立市でアポマトックス川沿いに位置しています。
バージニア州で34番目に大きな都市(2020)で、リッチモンド大都市圏の一部です。
人口はアフリカ系アメリカ人が約8割を占め、南北戦争前は最も自由黒人の多い都市でした。

3位:ミズーリ州セントルイス

セントルイス

人口:300,576人
殺人率:.65
殺人事件数:194
米国平均の: 13.0倍

セントルイスは、ミズーリ州東部、ミシシッピ川とミズーリ川の合流点に位置しています。
ミズーリ州で2番目に大きな都市(2020)で、どの郡にも属さない独立都市です。
アフリカ系アメリカ人の人口比率が高く、スラムが形成されていて、高級住宅地とエリアが2分されています。

2位:インディアナ州ゲイリー

Gary Centennial LandmarkTakingactioningary, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons

人口:74,879人
殺人率:.77
殺人事件数:58
米国平均の: 15.6倍

ゲイリーは、インディアナ州の北西部、シカゴの南東に位置しています。
インディアナ州で9番目に大きな都市(2020)で、ジャクソンファミリーの出身地として有名な工業都市です。
全米有数の犯罪都市と呼ばれ、最も危険な都市と報告されたことも多々あります。

1位:イリノイ州イースト・セント・ルイス

Gateway GeyserPaul Sableman, CC BY 2.0, via Wikimedia Commons

人口:26,047人
殺人率:1.38
殺人事件数:36
米国平均の: 27.8倍

イースト・セント・ルイスは、イリノイ州の西部、ミズーリ州セント・ルイスとミシシッピ川を挟んで対岸に位置する都市です。
イリノイ州で88番目に大きな都市(2020)で、人口がピークだった1950年より3分の1に減少しています。
州内で最も貧しい都市のひとつで、産業の衰退と失政で失業が増加し、治安が悪化しました。

まとめ

アメリカで殺人事件の多い都市ランキング30!【2021年】、いかがでしたでしょうか。

1位 イリノイ州イースト・セント・ルイス 2位 インディアナ州ゲイリー
3位 ミズーリ州セントルイス 4位 バージニア州ピーターズバーグ
5位 メリーランド州ボルチモア 6位 アーカンソー州パインブラフ
7位 ペンシルベニア州チェスター 8位 ミシシッピ州ジャクソン
9位 ミシガン州デトロイト 10位 ミシシッピ州メリディアン
11位 デラウェア州ウィルミントン 12位 オハイオ州デイトン
13位 ニュージャージー州カムデン 14位 ルイジアナ州バトン・ルージュ
15位 ミズーリ州レイタウン 16位 ルイジアナ州ニューオーリンズ
17位 ミズーリ州カンザスシティ 18位 ノース・カロライナ州ロッキー・マウント
19位 テネシー州メンフィス 20位 ニュー・ジャージー州アトランティック・シティ
21位 ペンシルベニア州ハリスバーグ 22位 アーカンソー州ホットスプリングス
23位 テネシー州ジャクソン 24位 インディアナ州イースト・シカゴ
25位 バージニア州リッチモンド 26位 オハイオ州クリーブランド
27位 ミシガン州フリント 28位 フロリダ州マイアミガーデンズ
29位 ワシントンD.C. 30位 イリノイ州ダンビル

という結果でした。

結構、有名な都市もランクインしていましたね。

ワースト1に選ばれてしまったイースト・セント・ルイスは、前年と比較して殺人率が37%近く増加しているそうです。
殺人件数がほぼ同じボストンは、イースト・セント・ルイスの26倍以上の人口だそうですから、その怖さが分かりますね。

来年はどう変化するか…また結果をまとめたいと思います。

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