アメリカのER(緊急救命室)で日本にない体験!費用対策は必須だった

こんにちは、2000年からシリコンバレー在住のMAKIです。

ER緊急救命室』というドラマが人気でしたね。

でも、残念ながら私は観ていませんでした。

そんな私が夜中に救急車に乗り、ERへと運ばれることに。

ERでは、アメリカならではの、驚きの出来事が待っていました。

この記事では、

ERでの治療など体験談
ビックリした話
保険会社から届いたERの請求書で予想外なことが!

をご紹介します。

ER(緊急救命室)ってどんなところ?

私は救急車で運ばれたので、受付を通らず、裏口からER(緊急救命室)へと入りました。
救急車の話は、↓で詳しく書いてます。

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救急車

 

最初は廊下に待機させられ、直ぐに中へ運ばれました。

そこは広めの場所で、ベッドが5つくらいあり、カーテンで仕切られていました。
私は真ん中のベッドに移されました。
(もしかすると移動ベッドで、廊下からそのまま移動だったかも知れません。
この辺の記憶が曖昧です、すみません。)

ERのイメージこれはイメージ画像です。
実際はもっと広く、簡素な感じで、明るかったです。

すぐにドクターが来るのかと思いましたが、来ません。

(忙しいのかな〜)

と思っていました。

私はERに来ましたが、怪我ではないから急ぐ処置もないし、この時はモルヒネで痛みもなく、でも眠ることも出来ずに、ただボウッ〜としていました。
(救急車の救急救命士さんの見立ては、「腎臓結石」でした。)

 

右隣と、あともう一人くらい患者さんがいたようですが、基本的に静かでした。

足下の方、廊下側の壁には机があり、警察官が手持ち無沙汰な感じで、頭上のTV(音はほとんど聞こえず)を見ているのが見えました。

(警備の人かなあ、ご苦労様だなあ)と思い、眺めました。

ほどなくして、夫が到着しました。

ERでの治療

真夜中に入り、翌朝出るまで、大したことはせず、基本、放置プレイでした。

見立て通り、「腎臓結石」だったのですが、ERでしたことは、

  1. 尿検査
  2. 点滴
  3. 何度か痛み止め

だけでした。

 

尿検査は、看護士さんから、コップを渡され、フラフラと部屋の横にあるトイレに行くも、いくら頑張っても出ない。

終いには気分が悪くなって、吐きました。

辛すぎる…。

点滴

それで点滴をされたのですが、体内からの水分補給はテキメンで、尿検査も今度はバッチリでした。

バッチリというのは問題なしということではなく、真っ赤で(リアルですみません)、

「あー、これは腎臓結石ねー」

と受け取った看護士さんの目が語っていた、という感じです。

 

検査の結果、ドクターには、

腎臓の働きには問題がないから大丈夫」

と言われました。

(そっか〜、良かった!)と、ひとまず思いました。

検査結果が出るまでも時間がかかり、ドクターに会ったのはこの時が初めて。

ERに来て、4時間くらいが経っていました。


ここで、日本ではきっとありえないよなあ、とERで思ったことをまとめてお話しします。

ERで驚いた出来事

その時は、そんなものかな〜、と思ったのですが。

検査したい?と訊かれた

「腎臓の働きには問題がないから大丈夫」

の続きです。

「結石の大きさを検査したい?
したければ、するけど?」

とドクターに訊かれました。
ただし、

  1. したとしても、大きさが分かるだけで、特にメリットは無い
  2. 腎臓の働きに問題はない=大きさに問題は無い

とのことなので、検査はやめました。
検査代も、高いでしょうし。

アメリカではこうして、患者がどうするか、決めることが多いです。

結石はどうする?

「いつか出るから」

どのくらいで?

「分からない。
数日か、1週間か、2週間か?」

そうかあ〜、そうですよねえ、分からないですよねえ。

「出るまで痛いから、痛み止め出しておくね」

アメリカの痛み止めは強力だから、痛くなくなるんだろうな、それで乗り切るのか)と、この時は思いました。

痛み止め

めちゃめちゃ痛かったです。

まさに七転八倒、結石の痛みだと知らなかったら、救急車呼んでます。
余りの痛さに薬を何錠も飲んだけど(こういうことをしてはイケマセン)、全然効かなかったです。

でもしばらくすると、嘘のように痛みが引いたので…石の動きが止まる?
とにかく、ずっと耐えました。

ちなみに、石が出るまで数日掛かりました。

その間、1日に何回か襲う痛みにひたすら耐えました。
(喉元過ぎれば…で、もうその痛みも忘れました。)

 

ところで、日本だと石を小さくする薬を使うそうです。

何故、アメリカでそれを使わないのか?
無いってことはないですよね。

私に使わなかっただけ?

痛みに弱いアメリカ人が、皆、あの痛みに耐えていると思えないんですけど〜〜〜謎です。

どうする?

「検査をしないなら、もう痛みも治まっているようだし、帰ってもいいよ。
それとも、もうすこし休んでいく?」

ええっと…朝5時…全然寝てないけど…帰ろうかな?

「そう?
じゃあ、気を付けてね。」

ドクター、退場。

しばらくして、看護士さんが来て、点滴を外してくれました。

 

はい、再び。
アメリカでは、ドクターは可能な選択肢を示してくれて、どうするかは、患者が決めることが多い、です。

私が以前に通っていた病院でも、薬とその副作用を説明され、どれを飲むか選ばされたことがありました。

合理的?と思った反面、AIでも良いよね、と思ったのを覚えています。

靴がない!

さて、帰ろう、とした時、私は救急車で運ばれたので、靴が無いことに気付きました。

外の車まで、裸足?

困っていたら、看護士さんが、使い捨ての異様に長い靴下をくれました。

靴下で外を歩くのは、変な感じでした。
朝露で地面がほんのり濡れていたのを覚えてます。

靴下滑り止め付き!
何となく捨てられなくて、まだとってあります。

 

これでERでのお話は終わるのですが、ベッドから見えた、警備員のお話を覚えていらっしゃるでしょうか?
最後に彼の話をしたいと思います。

警備の人ではなかった

数日して、夫に、

「そう言えば、警察官みたいな人がいたよねえ、警備の人かなあ?
朝までご苦労様だよねえ。」

と話したところ、予想外の返事が来ました。

「警備の人じゃないよ。
(私の)隣のベッドにいた人、手錠で繋がれていたから、刑務所から来たんじゃない?
逃げないように監視していたんだよ。」

?!え、えええええーーーーっっっ!!
隣の人、スパニッシュの女性でしたが、囚人でした
何度かトイレに立ちましたが、手錠までは見えませんでした。
(そんな余裕無かったし。)

なんか、ずっとブツブツ言ってましたが…。
そ、そうなんだ〜。
隣にそんな人が…あ、アメリカだなあ〜。

ハイ、これがERで一番のビックリでした。

ERの費用の自己負担額は?

数週間後、保険会社からERでの費用についての請求書が届きました。

が、いつもとフォーマットが違います。

い、嫌な予感。

読んでビックリ、何と私が行ったERは、私の入っている保険会社のネットワーク外なので、支払いができないというのです!

ネットワークについては、↓の記事でも例を出して説明をしています。

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救急車で運ばれるという時に、

ちょっと待って。そのERは、うちの保険で使えるか、調べないと

って、やれというのかーっ!!

というかですね、このERが入っていた病院、随分前ですが、グリーンカードを取る時の検査で行ったことがあったんです。
その時はネットワーク内だったんですよ?

それなのに、あの緊急時にいちいち調べろというのですか?

ええ、それがアメリカ、でした。(ガックシ)

 

でも、救いもありました。

請求は $1,406.26 だったのですが、保険会社の交渉で、支払いは、$660.37 となっていました。

そのレター曰く、

「保険が使えないから、リーズナブルな金額になるよう、交渉しておいたよ!」

半額以下です!!

そう、アメリカでは、費用は交渉次第で値切れるのです。
ER請求書

明細が無いので詳しいことは分からないのですが、もしネットワーク内だったら。

8〜9割くらいは保険に負担してもらえるので、$140〜$200くらいで済んだのではないかと思います。

やはり、ネットワーク内かどうか?の費用対策は必須でしたね。

 

ちなみに、病院にとって、支払いをしてもらえないのが一番困ることなので、支払う姿勢を見せれば、

分割でもオーケー!それがアメリカです。

 

え、半額以下でも高くない?とお思いですか?

そうですね、今、1ドルは108円くらいでしょうか。

660ドル=7万1643円

うーん、普段、高額な虫歯治療で麻痺してしまっているのかも知れませんね。

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正直、(え、すごい安くなってるー!ERなのにー!)と思ってしまった、アメリカ在住者です^^;

まとめ

アメリカのER(緊急救命室)で日本にない体験!費用対策は必須だった、いかがでしたでしょうか。

  • ERは広く、カーテンで仕切られただけの明るい場所だった
  • 治療は「腎臓結石」だったためか、尿検査と点滴だけで、基本、放置プレイ
  • 検査したい?もう帰る?とドクターに訊かれた、決めるのは患者
  • 結石の痛み止めを貰ったが、全然効かなかった
  • 警備だと思っていた人は、隣の患者=囚人を見張っていた警官だった
  • ERはネットワーク外で、保険が効かなかったが、交渉で半額以下になった
  • アメリカでは交渉で費用が安くなるが、ネットワーク内かどうかのチェックは必須

でした。

ERの支払いですが、そのままスパッと支払いました
後腐れなし。

保険の効かない検査料と、点滴代、その他諸々と考えると、本当にリーズナブルと思えたのですが…日本の皆さんはどうでしょうか?

 

アメリカには、ERよりも安い、URGENT CAREという病院があります。

昼間だったら、こちらの病院へ連れていかれたと思います。

ただし安い分、混んでいて、救急車で行っても、かなり待たされるという話です。