こんにちは、2000年からシリコンバレー在住のMAKIです。
メジャーリーグではたくさんの日本人選手が活躍していますが、NBAでは余り聞いたことがありませんよね。
やはり体格の問題から、難しいのかなあ、と思ったのですが…。
1人はアメリカ生まれでしたが、もう1人は田臥勇太さん。
日本人がいる!と嬉しくなったので、ご紹介します。
田臥さんの挑戦を読んでいただけると、分かると思います。
また、現在、NBA選手に最も近いとされている2人、
と、NBAからドラフト指名された唯一の日本人である
についてもお話します。
NBAの日本人選手は過去に2人!
NBAの海外プレイヤーリストを見ると、今までに78の国の人が、選手としてプレーしています。
ブラジルは、17人で南米最大の貢献国です。
アフリカ大陸では、ナイジェリアが同じく17人で最も多いです。
中国は6人、アジアで1番多くの選手がいます。
ベスト10だけ、ご紹介します。
1位:カナダ(39人)
2位:セルビア(28人)
3位:フランス(27人)
4位:クロアチア(22人)
5位:オーストラリア(20人)
6位:ブラジル(17人)
6位:ナイジェリア(17人)
6位:スペイン(17人)
9位:ドイツ(14人)
10位:プエルトリコ(13人)
日本は…と見ると、「2人」とありました。
1人はアメリカ生まれだそうです。
早速、詳しく見てみます。
NBA日本人選手:桜木ジェイアール
ポジション:フォワード
身長:203cm
誕生日:1976年10月30日(41歳)
NBAドラフト:1988年2順目56位
NBAキャリア:1998–1999(1年)
チーム:バンクーバー・グリズリーズ
どんな選手?:画像検索(別ウィンドウが開きます)
桜木(さくらぎ)選手は、元の名前はミルトン・ヘンダーソン・ジュニアといいます。
2007年に日本国籍を取得しました。
なので、日本人選手として登録はされていますが、生まれはアメリカだし、ちょっと期待していたのと違いますね。
ちなみに名前を「桜木」に変更した理由は、
- 日本の名前の方が帰化のスピードが早まると考えた
- 日本の桜の木は希望を与えるから
だそうです。
バスケ漫画の『スラムダンク』の主人公の名が、桜木花道だったのは、知らなかったとか。
偶然だったのですね。
NBA日本人選手:田臥勇太
ポジション:ポイントガード
身長:175cm
誕生日:1980年10月5日(37歳)
NBAドラフト:
NBAキャリア:2004(1年)
チーム:フェニックス・サンズ
田臥勇太(たぶせゆうた)選手のアメリカへの挑戦は2003年から始まります。
2003年9月
NBAのデンバー・ナゲッツと契約するも、メンバーに残れず解雇されました。
11月
ABA(アメリカ独立プロリーグ)のロングビーチ・ジャム・アルビレックスと契約しました。
2004年
チームは優勝しています。(※デニス・ロッドマンも一緒でした。)
9月
遂にNBAフェニックス・サンズと契約しました!
日本人初の快挙です。
NBAのコートに立ったのは、2004年11月3日、シーズン開幕戦、フェニックス・サンズvsアトランタ・ホークスでした。
計4試合に出場し、プレー時間は17分、7得点4リバウンド3アシストという成績でした。
12月に解雇されました。
2005年9月
NBAロサンゼルス・クリッパーズと契約しましたが、シーズン開幕前の10月に解雇されました。
11月
NBAデベロップメント・リーグのアルバカーキ・サンダーバーズに加入するも、怪我で離脱しました。
2006年7月
NBAダラス・マーベリックスのサマーリーグに参加しました。
11月
NBAデベロップメント・リーグのベーカーズフィールド・ジャムに加入しました。
2007年11月
同リーグ、アナハイム・アーセナルに移籍しました。
2008年7月
NBAニュージャージー・ネッツのサマーリーグに参加しました。
8月
帰国しました。
NBAへの挑戦、アメリカ人なら大学からドラフト狙いなのでしょうが、
- 独立プロリーグでプレー
- NBAのサマーリーグに参加
して契約を狙う、そして契約しても、
- プレシーズン試合に出場
- ロースターに残れるとは限らない
うーん、とても厳しい世界なのだなあと思いました。
続いて、次のNBA選手に近い!とされている2選手についてです。
(夢を叶えた追記あり。)
次の日本人NBAプレイヤー?:渡邉雄太
田臥選手に留学を勧められたそうで、やはり大学からNBAを狙うのが良いのでしょうね。
大学バスケでNBAにアピール中です。
4年生なので正念場、チームの成績が厳しいらしいですが、渡邉選手に道があることを祈ります。
2018年10月28日、メンフィス・グリズリーズの2ウェイ契約選手である渡邊雄太が遂にNBAデビュー!!
夢を叶えました。
おめでとうございます!
次の日本人NBAプレイヤー?:八村塁
ベナン人の父と、日本人の母とのハーフです。
彼も留学してNBAを目指しています。
※ベナンは西アフリカの国です。
まだ1年生ですが、かなり有望で、日本人NBAプレイヤーに一番近いといわれています。
応援したいですね!
2019年6月20日、NBAのドラフト会議で日本人初の1巡目指名、全体9位でワシントン・ウィザーズから指名を受けました!!
夢を叶えました。
おめでとうございます!
最後に、この2人が狙っているNBAからのドラフト指名を、日本人で唯一されたことのある人をご紹介します。
NBAからドラフト指名された唯一の日本人:岡山恭崇
1981年、NBAドラフト8巡目10位で、ゴールデンステート・ウォリアーズから指名を受けました。
しかし契約はしませんでした。
1990年に選手を引退しています。
んー、ちょっと勿体無い気もしますね!
まとめ
NBAの日本人選手、次と幻の日本人NBAプレイヤー、いかがでしたでしょうか。
- NBAでは78の国の人がプレーしていて、カナダ、セルビア、フランスの順で多い
- 日本国籍は2人、1人は帰化した桜木ジェイアール
- もう1人が田臥勇太、フェニックス・サンズと契約
- 日本人のNBAへの挑戦は厳しい道、留学からドラフト狙いが早い
- 今近いのは、アメリカに留学中の2人、渡邉雄太と八村塁
- ドラフト指名をされた日本人は今までに1人しかいない、それは岡山恭崇
- しかし彼は契約しなかった
でした。
メジャーリーグに比べると、やはりはるかに険しい道だなあと思えました。
まず体格差に驚きました。
2メートルないとダメなんですね。
ハンデ大きすぎる。
そんな中、田臥選手は快挙だったと思います。
今大学生の2人、ドラフトを勝ち取れますように。
これから注目したいと思います。→2人目が出ましたね!渡邉雄太さん、おめでとうございます!!
→八村塁さん、おめでとうございます!!これからの活躍が本当に楽しみです。
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