こんにちは、2000年からシリコンバレー在住のMAKIです。
レインボーフラッグの考案者、ギルバート・ベーカーさんが2017年3月30日夜にニューヨークの自宅で亡くなりました。
私の住む町から車で1時間ほどのサンフランシスコは、このレインボーフラッグが生まれた場所です。
そして今でもたくさんのレインボーフラッグを見ることができます。
なのでこのニュースは他人事ではない思いがして、記事を書こう!と思いました。
ここでは、
- レインボーフラッグとは
- ギルバート・ベーカーとハーヴェイ・ミルクの出会い
- ジュディ・ガーランドとストーンウォールの反乱
- レインボーフラッグ色の意味と変遷
- レインボーフラッググッズ紹介
について、詳しく紹介しています。
レインボーフラッグとは
レインボーフラッグ(rainbow flag)は、ゲイプライドフラッグまたはLGBTプライドフラッグとして知られています。
レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー(LGBT)の尊厳とLGBTの社会運動のシンボルです。
1978年、サンフランシスコのオープンリーゲイの活動家でアーティスト、 ギルバート・ベイカーが考案しました。
1951年に生まれたベイカーは、カンザス州に生まれ、パーソンズという小さな町で育ち、1970年に約2年間軍隊に勤めました。
名誉除隊後、ベイカーは裁縫技術を学びました。
パーソンズに住んでいた頃、祖母が女性服店を営んでいたことが影響していたと思われます。
1974年、ベイカーは有力なゲイリーダーであるハーヴェイ・ミルクと出会いました。
彼から依頼を受け、この3年後に、ベイカーはゲイ・コミュニティのシンボルを考案することになります。
ミルクの話はショーン・ペン主役で映画化されていますね。
ずっと昔に観たのですが、知識なく観たので、よく分かってませんでした^^;
こちらはamazonビデオのドキュメンタリーです。
生のミルクの映像が見れます。
予告編だけでも興味深かったです。
最初の旗は1978年6月25日、サンフランシスコのゲイフリーダムデーパレードで使われました。
ベイカーは、
- ジュディ・ガーランドの歌『虹の彼方に』
- ストーンウォールの反乱
※ジュディ・ガーランド
『オズの魔法使』ドロシー役で有名な女優さんですが、実は性には奔放でした。
同性愛者のスラングで「ドロシーの友人(Friend of Dorothy)」(略してFOD)は同性愛者を意味します。
ストーンウォールの反乱は彼女の死後数日後のことで、彼女の死が影響したとも言われています。
※ストーンウォールの反乱
1969年6月28日、ニューヨークのゲイバー「ストーンウォール・イン」で警察が踏み込み捜査を行った際、居合わせた同性愛者たちが初めて警察に立ち向かい暴動となった事件です。
同性愛者達の権利獲得運動の転換点となりました。
からインスピレーションを得たと言われています。
また後のインタビューでは、
「虹はすべての色を含み、多様性を表すから」
とも答えています。
レインボーフラッグ色の意味
最初のレインボーフラッグは、8色で構成されていました。
ベイカーはそれぞれの色に意味を込めました。
ホットピンク | Sexuality(セクシャリティ) | |
赤 | Life(生命) | |
橙(だいだい)色 | Healing(癒し) | |
黄色 | Sunlight(太陽の光) | |
緑色 | Nature(自然) | |
ターコイズ(ブルー) | Magic/art(魔術/芸術) | |
藍色 | Serenity/harmony(平穏/調和) | |
菫(すみれ)色 | Spirit(精神) |
サンフランシスコ、330 グローブ・ストリート、ゲイ・コミュニティ・センターの最上階屋根裏ギャラリー。
30人のボランティアが、ベイカーのために、最初の2つの旗を手作業で染め、縫い合わせるのを手伝いました。
1978年6月25日、ゲイフリーダムデーパレードで2本の旗が公開されました。
1978年11月27日、サンフランシスコ市の市会議員となったハーヴェイ・ミルクが暗殺されると、レインボーフラッグの需要が一気に高まりました。
1979年、ベイカーはサンフランシスコのパラマウント・フラッグ社で働き始めました。
そしてレインボーフラッグの需要に応えるため、ベイカーは生地の調達の難しいホットピンクを使わない7色ヴァージョンの生産を増やしたのです。
パラマウント・フラッグ社は、赤、橙色、黄色、緑色、ターコイズ、藍色、菫色の7色のレインボーフラッグの販売を始めました。
1979年、レインボーフラッグは再び修正されました。
サンフランシスコのマーケット・ストリートの街灯から垂直に吊り下げられた時、真ん中の色が隠れて見えなかったのです。
修正方法は簡単でした。
色の数を偶数に変更することで、ターコイズが除かれることとなりました。
その結果、現在の6色、赤、橙色、黄色、緑色、藍色、菫色のレインボーフラッグとなった訳です。
ベイカーはこのヴァージョンを「商業用」ヴァージョンと呼んでいます。
レインボーフラッググッズおしゃれで可愛い!?
探してみました、レインボーフラッググッズです^^
【ノーブランド 品】旗 90*150cm
レインボーフラッグ Sサイズ 缶バッジ 25mm
レインボーフラッグステッカー
レインボーフラッグキーホルダー
まとめ
ギルバート・ベーカーさん死去のニュースに調べ始めた、レインボーフラッグについて。
いかがでしたでしょうか。
- レインボーフラッグはレズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー(LGBT)の尊厳とLGBTの社会運動のシンボル
- サンフランシスコのアーティスト、 ギルバート・ベイカーが考案
- 最初の旗は1978年6月25日、サンフランシスコのゲイフリーダムデーパレードで使われた
- 最初のレインボーフラッグは、8色で構成
- 後に生地の調達の難しいホットピンクを使わない7色ヴァージョンへ
- 1979年、街灯から吊り下げた時、中央の色が隠れるためターコイズを使わない6色ヴァージョンへ
- 現在の6色、赤、橙色、黄色、緑色、藍色、菫色のレインボーフラッグとなった
でした。
サンフランシスコのカストロストリートは、ゲイの町です。
レインボーフラッグがたくさん飾られていて、そこで初めて、私はレインボーフラッグの意味を知りました。
#でも色が8色から7色、6色となっていたのは、今回初めて知りました!
サンフランシスコ・プライド・パレード(ゲイ・パレード)も一度だけ、見に行ったことがあります。
すっごく刺激的でした〜〜〜〜〜。
何も着てなくて素っ裸でブンブン振り回している方とか、いました〜〜〜〜〜 #><#
子供は連れていけませんっっ。