シンコデマヨとはメキシコが世界に誇る祝日!お祭りの全貌を一挙解説

こんにちは、2000年からシリコンバレー在住のMAKIです。

5月5日は、日本では「こどもの日」。
世界では「シンコ・デ・マヨ」です、メキシコをお祝いする日です!

世界なの?!

あ、すいません…大きく出過ぎました。
アメリカでは、かな〜。

アメリカ?
メキシコをお祝いする日なのに?

そうなんです、ある意味、現地より盛大に呑んだくれて騒いでいる日です。

私の住んでいるカリフォルニア州はメキシコ人が多いので、毎年シンコデマヨは賑やかですよ〜!

この記事では、

シンコデマヨが歴史的にどんな日なのか?
シンコデマヨに欠かせないもの4つ!
各国のお祝いの様子

を写真や動画を交えてご紹介します。

シンコデマヨはメキシコの祝日

シンコデマヨは、スペイン語で「Cinco de Mayo」、意味は「5月5日」、メキシコの祝日です。

1862年5月5日、装備不十分だったメキシコ軍がフランス軍に勝利したプエブラの会戦の記念日です。

プエブラの会戦?

初めて聞きましたよね。
私も初めて知りました。

当時、メキシコは大国フランスから侵略を受けており、国力差から常に不利な状況を強いられていました。
そうした中で挙げた勝利でしたので、祝日にするほど嬉しいことだったのでしょう。

このメキシコの勝利は、日本語版wikipediaにもしっかりと刻まれています。(注:フェルディナンはフランスです)

5月5日にフェルディナンは全軍を北部から投入して攻撃を開始したが、二度にわたる攻撃は数的有利と砲撃支援があったにも関わらず撃退された。三度目の攻撃でフランス軍は予備戦力すら投入したが、砲撃用の弾薬は既に使い果たしている有様だった。三度目の攻勢もメキシコ軍が丘の砦に築いた陣地を突破できず、フランス軍は遂にプエブラから退却した。

これを好機と見たメキシコ軍は機会を逃さず、騎兵部隊を両翼から回りこませて退却するフランス軍を追撃した。午後3時から降り始めた雨の中、メキシコ騎兵に追撃されたフランス軍はオリザバへ敗走した。762人もの被害を出したフランス軍に比べ、メキシコ軍は233人の被害に留まった。フランス軍は今度は自軍が防御戦を行う事を目論んだが、メキシコ軍はそのままプエプラ防衛に専念した。数日後、フランス軍はオリザバを放棄して撤退した。

引用元:プエブラの会戦 – Wikipedia

素晴らしいですね!
数の少なかったメキシコ軍がフランス軍に圧勝したことで、他の国も驚いたそうです。

これに調子付いて、次々に勝ち進み、遂に独立へ!

…とはならず、怒ったフランス(ナポレオン3世、あのナポレオンの甥です)は、翌年にメキシコ市を陥落させています。
さらに翌年には、ハプスブルク家から皇帝を擁立して、メキシコ帝国を成立させてます。

なので、シンコデマヨはメキシコの祝日といいましたが、正しくは主にプエブラ州の祝日です。
この日を祝日にしているのは、メキシコの一部に過ぎません。

 

そして、

何故かメキシコよりもアメリカの方がシンコデマヨをお祝いする傾向にあります。

不思議ですが、メキシコ移民の多いアメリカなので、メキシコの文化遺産のお祭りとして広まったようです。

しかし詳しい事情が分かっていないアメリカ人。
メキシコの独立記念日だ!と誤解している人が多くいるそうです。

…うん、でもちょっと責められないですよね、まさかアメリカでメキシコを祝う日が、一回勝っただけの日、なんて思わないですし。

でも今の説明の通り、独立した訳ではなく、フランスに奇跡的に勝てたという、愛国的な意味での、メキシコの祝日なのです。

※メキシコの独立記念日は9月16日です。

では、シンコデマヨのお祝いの様子を見てみましょう。

シンコデマヨに欠かせないものと言えば

1960年代は、単にフランス軍をうまく制圧できたという事実をお祝いするだけでした。

しかしラテンアメリカ系の活動家達がお祭りとしての意識を高めてくれたおかげで、今ではパレード、パーティ、音楽、伝統的なメキシコ料理を楽しむようになりました。

シンコデマヨに欠かせないものと言えば、

  1. マリアッチ
  2. ダンサー
  3. 食べ物
  4. 飲み物

1つずつ見ていきます。

マリアッチ

メキシコの音楽を演奏する楽団のことです。
メキシコ音楽そのものを指すこともあります。

バイオリン、トランペット、ギター、ギタロン(メキシコのギター)、ビウエラ(中南米で使われるギターに似た楽器)などが主に使われます。

音楽もですが、歌声も張りがあって素晴らしい。

メキシコ音楽には欠かせないマリアッチです!

ダンサー

カラフルな衣装のダンサーも欠かせませんね!

見ているだけで楽しいです。

 

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ただしアメリカのパーティーでは、自分が踊っちゃう方が多いみたいです。

食べ物

定番はやはりタコスです。
見た目もカラフルで、食欲を誘います。

チップス&サルサ、おつまみにぴったり。
メキシコで生まれた飲み物、マルガリータもありますね。

 

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おまけ。
シンコデマヨクッキーです、可愛いっ!

 

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飲み物

メキシコはビール天国!
辛いメキシコ料理に合う、炭酸水のように飲めるあっさりした味が人気です。

そしてテキーラ
ライムをかじって喉を保護しながら、最後に塩を舐めるのが、よくある飲み方です。
度数が強いので要注意!

では、いよいよ、各国のシンコデマヨの様子です。

世界でのシンコデマヨ

メキシコ

本場であるプエブラ州では、パレードが行われます。

さすが現地、スゴイです!
空砲バンバンで迫力半端ないです。
これはちょっと恐いけど、生で見てみたいですね。

もちろん、食べ物や飲み物も楽しめます。

アメリカ

次はメキシコより盛り上がるというアメリカです。

 

アメリカでは、各地でシンコデマヨのイベントが行われます。

コロラド州の首都デンバーでは、2日間に渡り、40万人が集まるライブ音楽の祭典が開催されます。

イリノイ州のシカゴでは、音楽イベント、フードブース、ゲーム、キッズエリア、カルチャー紹介などのお祝いです。

ネブラスカ州のオマハでは、パレード、フェスティバル、移動遊園地などで盛り上がります。

ネバダ州のリノでは、10万人以上がラテンアメリカの音楽とフードブースでシンコデマヨをお祝いします。

カリフォルニア州サンディエゴでは、3日間に渡り、オールドタウンで音楽、ダンス、料理を楽しめます。

 

ホワイトハウスでも毎年イベントが行われています。

メキシコ全体ではお祝いしていないのに、アメリカでは大統領が…面白いですね。

2007年にジョージ・W・ブッシュ大統領が、ローズガーデンでアメリカとメキシコの強い結び付きを述べています。(リンク先に写真があります。)

2016年には、バラク・オバマ大統領もイーストルームで式典を行っています。

といったように、16年間ホワイトハウスで毎年続いていたシンコデマヨでしたが、実は2017年に入り、トランプ大統領はメキシコとの不法移民問題から、この習慣をやめてしまいました!

うむむ。
2016年には、こんなツイートをしていたんですけどね↓

「シンコデマヨ、おめでとう!トランプタワーグリルで作った最高のタコボウルだ。ヒスパニックの人と文化を愛してるよ!」

またイベントが復活することを願います。

 

またアメリカ人は、スーパーボウルやセントパトリックデーよりもビールを飲むという記事もありました。

市場調査会社ニールセンによると、2015年のシンコデマヨの週に、アメリカ人は7億3500万ドル(約813億円)以上のビールを購入しています。

シンコデマヨのおかげで、メキシコのビール業界は急成長です。

しかし一方で、シンコデマヨの日は朝から浴びるように飲んだくれて、ただ飲むだけの日、みたいにされるのはイメージダウンだと快く思ってないメキシコ人も多くいるそうです。

なかなか難しいですね。

カナダ

オンタリオ州ウィンザーでは、シンコデマヨストリートフェスティバルが開催されます。
パブではメキシコの音楽が演奏され、メキシコの食べ物と飲み物が楽しめます。

ケイマン諸島

カリブ海のケイマン諸島では、毎年恒例のシンコデマヨエアギターコンテストが開かれます。

ジャマイカ

モンテゴ・ベイでは、シンコデマヨのお祝いがあります。

オーストラリア

クイーンズランド州ブリスベンでは、毎年この日に、メキシカン・フェスティバルが開かれています。

日本

日本でも2013年からシンコデマヨが毎年お祝いされています。

第6回となる2018年は、お台場で5月12、13日の2日間開かれました。

  • フード(南米各国の料理が楽しめる!)
  • ドリンク(ビール、ワイン、カクテルなど)
  • エンターテインメント(多彩な音楽、サンバやサルサなどのダンスなど参加型だそうです)
  • 工芸品(素敵なグッズも入手可能)

日本も負けじと楽しそうです。

詳しくは、公式サイトをチェックして下さいね!

 

その他、イギリス、フランス、ニュージーランド、ナイジェリア、そして南アフリカでも祭典は行われています。

参考:
The real history of Cinco de Mayo, and how it’s celebrated around the world
Cinco de Mayo Celebrations in the USA
Cinco de Mayo

まとめ

シンコデマヨとはメキシコをお祝いする日、アメリカでは現地よりも!、いかがでしたでしょうか。

  • シンコデマヨは、スペイン語で「Cinco de Mayo」、意味は「5月5日」
  • 1862年5月5日、メキシコ軍がフランス軍に勝利したプエブラの会戦の記念日
  • メキシコのプエブラ州の祝日で、メキシコよりもアメリカの方がお祝いする傾向にある
  • 愛国的な意味のメキシコの祝日
  • シンコデマヨに欠かせないのは、マリアッチ、ダンサー、食べ物、飲み物
  • メキシコではパレードが行われる
  • アメリカでは各地でイベントが行われる
  • ホワイトハウスでもイベントがあったが、ここ数年は止まっている
  • またアメリカではビールを飲む日で、メキシコのビール業界は急成長
  • 日本でも2013年からイベントが毎年あり、公式サイトをチェック!

でした。

カリフォルニア州はメキシコ人が多いので、シンコデマヨは盛り上がります。

私の地元でも、小規模ですがパレードがあって、出店でメキシコ料理が楽しめます。

あと会社によっては、ポットラックパーティーでシンコデマヨをするところも多いようですね。

お祭り好きのアメリカ人らしいなあと思います^^

メキシコについての記事

メキシコと言えば、この問題も外せませんね…↓
アメリカ不法移民問題を知ろう!現地に住む移民の私が考えること