イースターのアメリカでの過ごし方!在住者からリアルな情報をお届け

こんにちは、2000年からシリコンバレー在住のMAKIです。

イースターは、イエス・キリストの復活を祝う「復活祭」です。

日本でもよく聞かれるようになりましたが、アメリカではクリスマスくらい大きなイベントです。

町はウサギと卵であふれ、小学校では授業時間を割いて、子供達お楽しみのエッグハントを行います。

実際、私の娘も、カバンをプラスチックの卵でいっぱいにして帰ってきていましたし、
イースター・サンデーには、市で行われるエッグハント・イベントに毎年、参加していました。

この記事では、アメリカ在住の私が、

断食からご馳走、エッグハント、エッグロール、パレードなど
アメリカ人のイースターの過ごし方

を在住者目線で詳しくご紹介します!

加えて、

イースターはどんな日?
由来や、卵・ウサギの関係などなど

イースター全ての秘密にも迫ります!

アメリカ人のイースターの過ごし方

イースターが近づくと、家の中を卵やウサギで飾り付けします。
春を感じさせる明るい雰囲気が好まれます。

 

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アメリカ人はイースターの際、次のような過ごし方をします。

  1. 敬虔なクリスチャンは断食をする
  2. 家族で集まりご馳走を食べる
  3. エッグハント(卵狩り)
  4. エッグ・ロール(卵転がし)
  5. イースターパレード&ボンネットフェスティバル
  6. モールやお店はお休み

それでは順番に見ていきましょう。

敬虔なクリスチャンは断食!

敬虔なクリスチャンは、イースターの40日前の水曜日からイースターの前日までの期間、肉を断食して過ごします。
これをレント(Lent)と言いますが、キリストの受難に倣うという意味があるそうです。

このレントの期間には、いろいろな名前が付いていて面白いので紹介しますね。

ファット・チューズデイ(Fat Tuesday)

レントの前日(火曜日)です。
お肉が食べられなくなるので、思い切り飲んで騒いで過ごします。
太った火曜日って、そのままですね!

アッシュ・ウェンズデイ(Ash Wednesday)

レントの初日(水曜日)です。
教会で額に灰(アッシュ)を十字に付けてもらいます。
グレーな気持ちが現れてます。

グッド・フライデイ(Good Friday)

イエス・キリストが十字架に架けられた日です。
聖金曜日と言われています。

ちょっとここで余談ですが。
何故、グッドなの?バッドじゃないの?と日本人なら思ってしまいませんか?
私は思いました^^;

でもこれ、別に「良い」という意味ではなく、「God’s Friday」という意味の古い英語の言い方から来ているそうです。

そして復活のイースター(日曜日)!
断食の解禁日ですから、肉料理や動物性食品を並べてお祝いしたくなるのも分かる気がしますね。

家族で集まりご馳走を食べる

イースターは、クリスマスと同様、家族が集まり、ご馳走(イースター・ディナー)を食べます。

 

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メニューは様々…以下はイースター・ディナーのオススメレシピに載っていたメニューです。

クラシック・グレーズ・ハム
フォーチーズ・スカラップ・ポテト
ハニー・グレーズ・キャロット
クリーミー・スプリング・ピー・ウィズ・パンチェッタ
クラシック・デヴィルド・エッグ
マカロニ・アンド・チーズ
アスパラガス・アンド・チーズ・タルト
オレンジ・ベイクド・ハム
クラウン・ロースト・オブ・ラム
パンチェッタ・ラップ・ポーク・ロースト
ホット・クロス・バンズ
イースター・パイ
キャロット・ケーキ
イースター・バニー・ケーキ

お肉だとハムやラム、いわゆるご馳走!
ホット・クロス・バンズは、十字の模様をかたどって焼き上げた、イースターに欠かせない甘めのパンです。
そしてイースターにちなんで、卵やニンジンを使った物や、ウサギを模した物が目立つ感じでしょうか。

 

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イースターが近くなるとパン屋さんで見かけるようになるホット・クロス・バンズです。
トラディショナル味の他にチョコレート味なんてのもあります。
美味しそうですね!!

エッグハント(卵狩り)

子供達にとって楽しみなのは、何と言ってもエッグハント(卵狩り)です。

卵の形のプラスチック容器に、お菓子やオモチャを詰めます。
家の中や、庭や公園のあちこちに隠します。
よーい、どん!で手にバスケットを持った子供たちが探します。

まあ、市主催などの大きなイベントでは、単に広場にバラまいただけ、というのも多いです。
そして年齢別の時間制で、よーい、どん!で子供達が拾いまくる。

アメリカの小学校では、クラス行事にエッグハントをするのが定番です。
用意するのは、もちろん、先生ではなく、保護者ですけどね。
上級生になると、卵は集め放題ではなくて、自分の指定された番号の卵を探す、なんてちょっと難しいものになっていました。

卵は小さいので、入っている物は、普通はミニチョコやキャンディ、シールなどが多いです。
しかし娘が参加した、コンドミニアム主催のエッグハントは、お金(数ペニー=3〜4円)が入っていました。
この時ばかりは、大きい子の本気度が凄かったです。
普通は小さい子が取れていないと譲るのですが、奪い合ってました^^;

子供たちは皆、エッグハントが楽しくて、大好きです、当然ですよね!

エッグ・ロール(卵転がし)

毎年、大統領とファーストレディ主催で、ホワイトハウスで行われているイベントです。
たくさんの13歳以下の子供達と、その両親がホワイトハウスに招待されます。

 

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エッグ・ロールは、芝生の上で、スプーンを使って卵を転がすレースです。

イースター・バニーのコスチュームを着た人がいたり、本の朗読会、イースター・エッグの展示など、イースターにちなんだアクティビティが大盛況の中、行われます。

第4代アメリカ合衆国大統領、ジェームズ・マディソンの妻であるドリー・マディソンが、1814年にこのイベントを始めたそうです。

1877年に一度、新しい芝生を植えたからと、庭師がイベントをキャンセルしましたが(エラソーな庭師ですね^^;)、翌年には復活しました。

伝統あるイベントです。

イースターパレード&ボンネットフェスティバル

ニューヨークのマンハッタン5番街では、こちらも毎年恒例、イースターパレード&ボンネットフェスティバルが行われます。

1870年代後半から始まった伝統的なイベントですが、ビデオを見ていただけると分かる通り、宗教的な意味はないお祭りです。

お花で飾られた華やかな帽子や、オシャレなコスチュームの人々が、会場を埋め尽くし、イースターをお祝いします。
見て楽しい、参加して楽しいイベントですね^^

モールやお店はお休みになる

過ごし方とはちょっと違いますが、注意しなければならないこと。

イースターは、ショッピングモールやお店がお休みになる可能性大です。

旅行する方、お気を付け下さい。
イベントをやっているようなところを別として、一般的にお休みです。

私も在米何十年にして、何度もうっかりお店に行き、「嘘、やってない…」となりました。
イースターって、そういう日だっけ?!

そういう日なんです。

モールのサイトには、こう書いてあります。

The Shopping Center is closed Christmas Day, Thanksgiving and Easter.
(ショッピングセンターは、クリスマス、サンクスギビングとイースターはお休みです。)

クリスマスやサンクスギビングと同じ?
次は、イースターがどうしてそんなに大切なのか?というお話です。

イースターはどんな日?

イースター(Easter)は、キリスト教のお祭りです。

クリスマスは、キリストの「降誕を記念する祝日」でしたが、イースターは、イエス・キリストが復活したことを祝う「復活祭」です。

十字架に架けられて亡くなったイエス・キリストは、3日後に復活します。

この復活を、キリストは生前に予言しています。
予言は現実となり、キリストが起こした数々の奇跡の中で最大の物が、この「自身の復活」でした。

キリスト教にとって、キリストが復活したイースターは、とても大切な祝日です。

 

でも実はこのイースター、キリスト教出現のずっと前から、北半球では春を祝う異教徒のお祭りでした。

イースターの由来

有史以前の時代よりずっと、人々にとって、その日は特別な日でした。

何故その日が特別だったのか?

それは、冬の終わりと春の訪れを告げる日だったからです。

今のような暖房設備のない時代、春がどんなに待ち遠しかったか、とてもわかる気がします。

人々は自然に感謝し、春を祝福するお祭りを行いました。

 

イースターという名前は、アングロサクソン人が信じていた、春の女神の名「Eostre」から取られたと言われています。

でもこれは英語圏の話で、例えば、ドイツではイースターはOstern(オースタン)と呼ばれ、女神の名は「Ostara」です。

似ているけど、ちょっとだけ違いますね?

 

キリスト教は、イースターのお祭りとキリストの復活を関連付けるようになりました。

新しい命の芽生えと冬の寒さからの救済をテーマにした春の祭りは、はりつけの後に復活し、死に勝利したキリストとイメージがピッタリだったからです。

ところでこのイースター、毎年、時期が違うなと思いませんか?

イースターはいつ?

実はイースターはクリスマスと違い、毎年、日付が変わる移動祝日なのです。

その決め方は、

春分の日の後の、最初の満月の次の日曜日

というものです。
だから年によっては、1ヶ月くらい日付が違うこともあります。

 

ところで今の日付の計算ですが、グレゴリオ暦という、世界各国で用いられている太陽暦を使って行いました。
これは西方教会(ローマ・カトリック教会)で採用されている暦です。

なので、西方教会の人々はこの日付でイースターのお祝いをします。

 

しかしここで1つ問題があります。
西方教会とは別の、中東、ギリシャ、東ヨーロッパ方面の東方教会(正教会)というのを聞いたことはありますか?

この東方教会では、グレゴリオ暦ではなくユリウス暦を使っているため、イースターの日付がずれてしまうのです。
2017年はたまたま同じ4月16日(日)でしたが、次に一致するのは2025年。

ここで両教会のイースターの日付を載せておきますね。

西方教会
(グレゴリオ暦)
東方教会
(ユリウス暦)
2017年4月16日
2018年4月1日4月8日
2019年4月21日4月28日
2020年4月12日4月19日
2021年4月4日5月2日
2022年4月17日4月24日
2023年4月9日4月16日
2024年3月31日5月5日
2025年4月20日

この「復活日論争」は未だに議論が続いているそうですよ。
移動祝日ならではの問題ですね。

 

では最後に、イースターと卵・ウサギには一体どんな関係が?のお話で締めたいと思います。
当たり前に使われている卵とウサギ、考えてみると不思議ですよね。

イースターと卵・ウサギの関係

イースター・エッグの意味

キリスト教では、卵は命の誕生を意味する重要なものとされています。

新しい命が生まれる卵は、生命の源。
昔から「豊穣のシンボル」とされています。

ひよこが卵の殻を破り出てくるように、キリストも死という殻を破って復活した。

そういう意味が、イースターエッグには込められています。


イースター・エッグは、普通はゆで卵ですが、最近は中身がチョコレートなんてのもありますね。

キリストに新しい命が宿ったお祝いなので、卵はカラフルにするのが普通です。

赤い色が多いのは、赤が復活の血の色を表すからと言われています。

赤い色の卵には、こんな話もあります。

キリストの死と復活を見届けたマグダラのマリアという聖人がいました。

マリアは、キリストの復活を知らせるためローマを訪れました。

当時は卵を贈る習慣があったので、彼女も白い卵を持参しました。
そして、ローマ皇帝にこう告げたのです。

「イエス・キリストは復活しました」

ところが皇帝は、

「そんな話は白い卵が赤くなる以上にありえない」

と言いました。

ところがその途端、マリアの持参した白い卵が、真っ赤に染まったのでした。

マリアの話は本当だった、というお話です。

 

では、ラストのウサギです。
卵を産む訳でもないウサギが、なぜ卵を運んでいるの??

イースター・バニーの意味

イースターのウサギは、イースターバニーと呼ばれています。

ウサギが関係するようになった正確な起源は分かっていません。

一説では、先の異教徒の春の女神「Eostre」を象徴する動物がウサギであるから、と言われています。

また、卵が「豊穣のシンボル」であるように、ウサギは多産のため、イースターの「繁栄のシンボル」です。

と同時に、イースターバニーは、イースターエッグをバスケットに入れて運んでくるとされています。

このイースターバニーの起源は、ドイツです。
ルーテル教徒から広がったもので、イースターバニーが子供の家にオモチャや卵をバスケットに入れて持ってきます。

今でもドイツでは、イースターの朝、小さな子供たちがイースターエッグを探して、家や庭を駆け回るそうです。
もちろん探すのは、イースターバニーが夜中に運んで来たという卵です。

楽しそうですね^^

まとめ

イースターのアメリカでの過ごし方は?、いかがでしたでしょうか。

  • イースターは、卵やウサギで飾り付けをする
  • 敬虔なクリスチャンは、レントを行う
  • 家族が集まり、ご馳走(イースター・ディナー)を食べる
  • 子供が大好きなのはエッグハント
  • ホワイトハウスでは恒例のエッグ・ロール
  • ニューヨークでは恒例のイースターパレード&ボンネットフェスティバル
  • モールやお店はイースターはお休み
  • イースターは、イエス・キリストが復活したことを祝う「復活祭」
  • イースターの由来は、異教徒の春を祝うお祭りで、名前は女神の名「Eostre」
  • イースターは、毎年、日付が変わる移動祝日
  • その決め方は、春分の日の後の、最初の満月の次の日曜日
  • イースターエッグの意味は、「キリストも死という殻を破って復活」
  • イースターバニーは、「繁栄のシンボル」

でした。

イエス・キリストの復活を祝うイースターは、クリスマス以上にキリスト教にとって意味がある。

だからこそ、イースターエッグやイースターバニーのような一見、楽しそうなもので、一般の人々に広めようとしたのかな〜と思いました。

今まではイースターと言えばエッグハントでした。
でも次のイースターには、キリスト復活にも思いを馳せながら、赤く色付けした殻のゆで卵を食べてみたいと思います。

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