アメリカのメモリアルデーとは?意味や歴史を知って知識を深めよう!

こんにちは、2000年からシリコンバレー在住のMAKIです。

メモリアルデーは、アメリカの祝日です。
毎年5月にあり、3連休となります。

メモリアルデー?
日本にも同じような祝日があるかしら?

うーん、メモリアルデーに近いものは無いですね。
少し似ているのは、終戦記念日かな?

この記事では、

メモリアルデーの歴史
何をする日なのか?

をお話しします。

毎年、わーい3連休〜♪と思っていましたが、アメリカにとって重要な日であることが分かりました。

メモリアルデーとは

メモリアルデー(Memorial Day)は、戦没将兵追悼記念日(せんぼつしょうへいついとうきねんび)です。

戦争で亡くなったアメリカ合衆国の兵士の死を、いたみ悲しむ日です。

毎年、5月の最終月曜日と決まっていて、祝日になります。
土日月と3連休ですね。

 

メモリアルデーは、もともとはデコレーション・デー(Decoration Day)と呼ばれていました。

お墓を花や花輪、旗などで飾る(デコレーションする)という習慣があるためです。

メモリアルデーの歴史

分かりやすいように年表にまとめてみました。

1865年南北戦争終結
1866年5月5日ウォータールーの墓地で初めて追悼
1868年5月5日ジョン・A・ローガン将軍が、全国規模での記念日を呼びかけ
1868年5月30日初めての「デコレーション・デー」
1882年メモリアルデーと改称
1968年週末を3連休にする月曜休日統一法が可決
1871年5月30日メモリアルデーは5月最終月曜日の祝日に

では、ザッと頭に入ったところで…。

始まりは南北戦争

1865年の春に終わった南北戦争は、アメリカの歴史上のどの争いよりも多くの命を奪いました。

そして、国として最初の、国立共同墓地の設立が必要となりました。

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メモリアルデー発祥の地と言われる、ニューヨーク州ウォータールーの墓地で初めて追悼が行われたのは、1866年のことです。

ドラッグストアの店長、ヘンリー・ウォルズの提案で、5月5日に北軍兵士のお墓に生花や十字架が供えられました。

 

1868年5月5日、南北戦争の北部組織のリーダーだったジョン・A・ローガン将軍が、全国規模での記念日を呼びかけました。

「1868年5月30日は、内乱で国を守るために亡くなった仲間の墓に花を飾る日にしよう。
彼らの遺体は今、あちこちの都市、村、集落の墓地に眠っている。」

その日は、デコレーション・デーと呼ばれました。

 

初めてのデコレーション・デーには、ジェームズ・ガーフィールド将軍がアーリントン国立墓地でスピーチをしました。
5千人の参加者が、2万人の南軍と北軍の両方の兵士の墓を飾りました。

その日は、和解の日でもあったのです。

北部の州の多くが、同じような記念行事を開催し、その後、数年間に渡り続きました。

しかし、北軍に敵意の残っていた南部の州は、第一次世界大戦後までこの日を拒み、認めませんでした。
うむむ、負けた方はやっぱり悔しいって感じでしょうか…。

すべての戦争で亡くなった軍人の記念日に

第一次世界大戦中、アメリカは別の大きな紛争に巻き込まれました。

1882年、デコレーション・デーはメモリアルデーと改称し、すべての戦争で亡くなったアメリカ兵士を称える日となりました。

ここで、参考までに『アメリカの戦争と死亡者数』を表にしてみます。

アメリカの戦争死亡者数
アメリカ独立戦争 (1775-1783)70,000
米英戦争 (1812-1815)3,721
米墨戦争 (1846-1848)1,733
南北戦争 (1861-1865)705,000
米西戦争 (1898-1902)385
第一次世界大戦 (1917-1918)116,708
第二次世界大戦 (1941-1945)419,400
朝鮮戦争 (1950-1953)36,574
ベトナム戦争 (1964-1975)58,318
湾岸戦争 (1990-1991)383
アフガニスタン紛争 (2001年 – 現在)2,419
イラク戦争 (2003-2011)4,500

KQED を参考に作成
※死亡者数はUS wiki

南北戦争の死亡者数が、やはり半端なく多いですね^^;
内戦だというのに…。

 

何十年もの間、メモリアルデーは5月30日でした。
ローガン将軍が最初にデコレーション・デーとして選んだ日です。

しかし1968年、週末を3連休にする月曜休日統一法が可決、1971年に施行されました。

こうしてメモリアルデーは、5月最終月曜日の祝日となりました。

続いて、メモリアルデーにすることを見てみましょう。

メモリアルデーに何をする?

メモリアルデーは、学年末と重なることが多いので、夏の始まりを意味する3連休でもあります。

そのため、海や山へ出掛けたり、様々なスポーツイベントも行われます。

とはいえ、一般的にすることは次のことです。

  1. 国旗を掲げる
  2. お墓参りをする
  3. 国をあげての追悼に参加する
  4. 地元の退役軍人の家や病院を訪問する
  5. メモリアルデーパレードに参加する
  6. 記念館や記念碑を体験する
  7. 家族とアメリカの歴史を勉強する
  8. ポピーを身に着ける

1つずつ見ていきましょう。

国旗を掲げる

メモリアルデーには、星条旗を竿の最上位までいったん掲げてから、半分の位置にまで降ろし、正午まで半旗の状態で掲げます。

午後からは、通常の位置に戻して掲げられます。

お墓参りをする

メモリアルデーは、もともとデコレーションデーと呼ばれていたとお話ししました。

今でも、多くのアメリカ人が、特別なフラワーアレンジメントを作り、愛する人や祖先のお墓参りをします。

戦没者追悼式

バージニア州のアーリントン国立墓地にある無名戦士のお墓に、大統領が毎年、献花を行っています。

国をあげての追悼に参加する

ナショナル・モーメント・オブ・リメンブランス(National Moment of Remembrance)は、2000年に議会で可決されました。

アメリカ人はどこにいても、午後3時になると、アメリカのために亡くなった兵士のため、1分間の黙祷をします。

地元の退役軍人の家や病院を訪問する

アメリカに住んでいる多くの退役軍人は、長期的な医療や住居の援助を必要としていて、忘れられていると感じていることがよくあります。

メモリアルデーは、彼らの犠牲に感謝したり、戦いで失ってしまった彼らの家族や友人たちのことを知る絶好の機会です。

#アメリカは軍人をとても大切にし、敬います。

メモリアルデーパレードに参加する

メモリアルデーのパレードは、アメリカ中の都市で行われている由緒ある伝統的なものです。
アメリカのために犠牲を払った人々を誇りに思い、隣人たちが集まります。

ナショナル・メモリアルデー ・パレード

首都であるワシントンDCで行われているパレードで、TVやYoutubeでも放送され、150万人が視聴する最も有名なものです。

公式サイト

記念館や記念碑を体験する

メモリアルデーには、ワシントンDCの記念館や記念碑を訪問したり、それに関する本を読んだりします。

また地元の記念館や記念碑でも同様です。

家族とアメリカの歴史を勉強する

メモリアルデーは、アメリカ人にとって、古い写真を眺め、祖先の話、特に国に奉仕して亡くなった人たちについて、家族の歴史を学ぶ時間です。

リンカーンのゲティスバーグ演説や、愛国的なスピーチを読む機会でもあります。

うーん、アメリカ人っぽいですねえ、でも大事なことだと思います。
こうして愛国心が養われていくのですね。

ポピーを身に着ける

メモリアルデーに赤いポピー(ケシの花)を身に着ける習慣は、ジョン・マクレーの1915年の詩「フランドルの野で(In Flanders Fields)」がきっかけでした。

モイナ・マイケルという女性が戦死者を称えるため、その日に赤いポピーを身に着けることを提案、ポピーを売って、困窮している軍人に売上を寄付しました。

この習慣は、アメリカ、イギリス、フランス、オーストラリア、50以上の国で採用されています。

 

参考:
Memorial Day
National Memorial Day Concert

まとめ

アメリカのメモリアルデーとは?意味や歴史を知って知識を深めよう!、いかがでしたでしょうか。

  • メモリアルデーは、戦没将兵追悼記念日、5月の最終月曜日で祝日
  • 始まりは南北戦争の追悼、デコレーション・デーと呼ばれた
  • 後にメモリアルデーと改称し、すべての戦争で亡くなったアメリカ兵士を称える日になった
  • メモリアルデーには国旗を掲げ、御墓参りをし、国をあげての黙祷に参加する
  • パレードに参加したり、地元の退役軍人の家や病院を訪問する
  • 記念館や記念碑を訪問、家族とアメリカの歴史を勉強する
  • ポピーを身に着ける

でした。

アメリカでは本当に軍人は優遇されています。

お国のために戦ってくれているのだから、当然!という感じなのですが、愛国心があって羨ましいなと思いますね。

一方で、メモリアルデーは夏の始まりの3連休!キャッホー!!って感じの人も多いのですが。

まあ、いろんな人がいるってことですね。

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